世界どこでも見られる風景、主義主張とは無縁のものである。各家庭の軒先に、自然に国旗が並ぶようになった時が、日本が
普通の国になったと言える日であろう。
建国記念の日は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」とある。
小学生のころ毎年2月11日、「
紀元節」の日は、小学校の講堂で「
紀元節」の歌を皆で斉唱した。子供の時に覚えたものは大人になっても忘れないものだ。子供心に紅白のお菓子をいただいたことが思い出される。今日も奉祝歌「
紀元節」を斉唱した。
3.心に沁みる厳粛な式典
「
紀元節」を斉唱し、皇室のいやさかと日本国の隆盛を祈願して万歳三唱した。
今回、万歳三唱の音頭は、昨年に引き続き
隊友会浜松支部の副支部長小椋靖氏が担当した。何と言っても長年錬成した腹の底から出す力強い声量のある発声と手の開き、キビキビした態度は 天下一品である。
今回開式・閉式の辞は簡潔で立派であった。過去、
隊友会浜松支部、浜松つばさ会の
自衛隊OBが登板し好評であった。開式・閉式の辞は主催者の式辞と異なり、開式・閉式の宣言である。
どれも簡潔明瞭でさすが
自衛隊で鍛えたものだと一きわ目立ち鮮明に印象に残るものがある。今村昭八・関正治・若杉幸助・飯塚雅視・有田高明・小椋靖・佐藤久の各氏である。
4.記念の和太鼓演奏披露
毎年、子供達の歌・踊り・演武・空手・太鼓などが披露されており、楽しみの一つである。今回は、太鼓尊塾「一心・尊鼓空」で、 子どもたちの力強い和太鼓の演奏は素晴らしかった。連続しての速い太鼓打ちと姿勢の保持は相当鍛錬しないと難しいと見た。
5.記念の意見発表
毎回、どんな青年男女が登壇し、どんなテーマで、どんなことを発表するか楽しみにして来場する。 実に立派な青年男女が健在し、日ごろ実践していろことを中心に堂々と自己の所信を述べる。発表内容といい、態度と言い「日本の未来」に明るいものを感じ感動するものがある。
今回の意見発表は和服姿の「日本に生まれてよかった」を強調した
オイスカ高校出身の
南山大学1年生 棚橋美奈さんであった。明るく伸び伸びしたお嬢さんと受け止めた。
6. 記念講演
在日外交団長・
サンマリノ共和国駐日大使 マンリオ・カデロ大使のテーマ「世界最古という誇り」は素晴らしかった。「日本がいかに良い国であるか」を改めての教えていただいた。誇りを失った民族は消滅していくものだ。
毎回、記念講演は定評があり、本当に多くの方に聞いていただきたいものである。もったいないと思った。
7. 式典参加と隠れた支援
隊友会の支援役割任務は、設営・保安警備・誘導・場内整理・湯茶接待・救急救護・写真撮影であった。ここにあげられないほどの各種団体が協力支援する状況は素晴らしいことである。
今村昭八・濵田喜己・有田高明・勝又正孝・池武彦・成田光明・平形勝治・佐藤久・市川二郎・寺坂光男・
松下誠二・河合利彦・牧田カツヱ・鈴木羽津子・花水浩・佐藤進 ・阿部冨治・奥田義政・平井憲治・岡村十九子・
佐藤敬子・代田公平・中村重徳・松山豊・畔地紀夫・堀内ミサ子・羽部博之・小椋靖・山口芳則・竹下益雄・代田三佳の各氏31名
浜松つばさ会(
航空自衛隊OBの団体)からも会長飯塚雅視氏以下約20名参加協力した。
本人の自由意思でこれだけ多くの人たちが参加し、協力支援を申し出た。
自衛隊OBの心意気が感じられた。
《 奉祝式典 》
《 奉祝運営の舞台裏の実行委員長江川邦彦氏、実に誠実に長年にわたってこの奉祝式典行事を運営してこられた。頭が下がる思いである。私は平成3年から式典に参加し拝見する機会があったが、毎年相変わらぬ奉祝行事に寄せる情熱に敬服する。 》
《 ホ-ルロビ-における全体ミーテング、各団体を紹介し、役割分担を確認している。多数の団体がかかわって協力支援し、建国記念の日奉祝式典が円滑に運営されている。壇上整列は浜松 つばさ会、手前の青帽は隊友会 浜松支部 》
《 オイスカ高校の生徒たち、外国人も交じる生徒たち、まじめな若者に明るい未来を感じる。何事も実践する教育が素晴らしい。 》
《 隊友会浜松支部は救護も担当した。看護師の資格を有するメンバ-である。成田光明・代田公平・佐藤恵子の各氏 》
《 和太鼓演奏 太鼓尊塾 「一心・尊鼓空」、浅田幼稚園の朝元園長が「太鼓尊塾」を設立。浜松太鼓の文化を広め、年齢を超え関わりと演奏を通じて人とのつながりの道標を創造するのが目的とのことである。一心は大人、尊鼓空は小中学生との説明であった。 》
《 意見発表は棚橋美奈さん、素晴らしい意見発表であった。堂々として態度も落ち着き、発声もはきはきして聞き取りやすかった。外国に行くときは必ず着物をもっていき,日本の文化を伝えることに努めているとのことであった。お母さんもオイスカ出身とのこと、奉仕をする、国際協調、仲良くするなど実践に重点を置くオイスカの教育の素晴らしさを見る思いがした。》
》
《 万歳三唱の音頭をとる隊友会浜松副支部長小椋靖氏 》
《 奉祝式典閉式の挨拶 シニアクラブ浜松市会長袴田逸郎氏が若者を称えて力強く結びの挨拶をされた。》
《 記念講演 在日外交団長・サンマリノ共和国駐日大使マンリオ・カデロ大使、日本よ、「世界最古」という誇りをもって進んでほしいと呼びかけられた。サンマリノ共和国の概要をビデオで紹介し、大使のわかりやすいお話の後、活発な質疑応答が行われ日本の良さを噛みしめ心が温かくなる有意義な講演であった。》