浜ちゃん日記 花と人生哲理

裏千家前家元千玄室氏のコラム

     裏千家前家元  千玄室氏が今日12月22日の産経新聞のコラム欄で、「一服どうぞ」と題しての「人生とは何であるか」の中で、人生の哲理を花の営みを通して述べているのを拝見した。その内容に 私も全く同感で心に響くものがあった。

    私は浜松市西区神原町花の会・花美原会の花いっぱい活動を通して、毎日花に挨拶・観察・手入れをして、いつも「花の一生に人生を重ね合わせる」ものを感じていたからである。

    この活動は単に花が好きとか、まちづくりとかだけではなく、花を通して「コンコンと湧き出る泉のような新鮮さ、情熱」と「人はどのように一生を終えていったらよいか」を教えられ、学ぶことができる。

 

花と重ね合わせる人生哲理

  千氏は、「人生とは何であるか」を論じている中で,少年期,青年期、中年期には色々な悩み、問題が多いが解決しながら熟年に達する。

 

その一部を抜粋すると、

   「人生の悩みや問題を努力し乗り越えると、まだ惑いも多いが熟年として安定した日々を迎えることができるのである。」

「近頃は還暦はまだ若い 方に入るほど長命になってきた。70歳になって老境に入るのだが、これまた男女とも元気で生涯学習に励み、生涯現役であるとのたまう。」

「80歳代でも現役でバリバリ仕事をされる時代だから、世の中が変わるのももっともなことだが、心は元気でも肉体的にはいかんともしがたい。衰えていく日々である。」

  「  つぼみから花が咲き、そして花が若々しく映え、和らぎをもたらし、そしてだんだんとしぼんでいって落花する。全く秘したる花の何ものかを、人生哲理に合わせて心に留めなければならない。」とある。

    俗にいう後期 高齢者 になつてみると、自分なりの悟りのようなものが出来てくるもものだ。自然界の生きとし生けるものの一生の哲理は同じであろう。

 今日も静かな日々を過ごす中で自分が納得・満足・充実したと思える一日となるであろうか。

 

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《  11月に訪れた浜松市フラワ-パ-ク、花といえば多くの方は花の写真撮影となるが、私の場合はどうしても裏方の管理の仕方などに関心がある。日頃世話をしているスタッフの皆さんに目が向いてしまい、カメラに収めた。ありがとう。心を込めて世話したぶんだけ花は応えてくれ、みんなを楽しませてくれる。 》