浜松防衛団体連合会(4) 活発な活動と改善

1  新連合組織の活動 

 浜松防衛団体連合会は、平成8年10月16日から活発な活動を開始した。

連合会長久野幸夫氏を先頭に、副会長に構成団体の長が就任した。

連合会を構成する8個団体は、それぞれが特色のある団体であった。

特に、浜松基地女性の会(芙蓉会)会長鈴木加代子氏が副会長として加わり、全国的にも特色のある連合会組織が形成された。

連合会の活動中枢となる幹事長山田久良吉と副幹事長鈴木美三氏の息の合ったら名コンビを中心に、各団体の有能な人材が幹事として参画した。

早速、創立総会、祝賀会の設営、賀詞交換会の実行委員会の設置と活動、基地と連合会の連絡調整会議の開催、次年度事業計画の策定など次々と着実に歩み出した。

2  隊友会浜松支部長退任と信条

私は平成9年には隊友会浜松支部長を5ケ年務めた後、若杉幸助氏にバトンタッチした。

私の信念は、トップに就いたら一定任期を務めたら後継者に後事を託すことにしていた。

特に、隊友会は有能な人材が揃っており、支部長の選定に悩むくらいであった。

そのため次のことに着意した。

❶  トップに就いたら日から後継者を見定める。

❷  出来るだけ早く後継者が経験できる環境をつくる。

❸  最終段階にはいつでもバトンタッチできるようにする。

これと並行して、

❶  自分の職務・役割は、日々最善を尽くし、やり残こさない。

❷  退任後は一切口出しをしない,静かに見守る。

❸  後継者が自由に思い切り活動できるように心がける。

幸いにして、自分の信条を貫くことができた。 

3  連合会相談役と改善策の提言

浜松防衛団体連合会との関係については、隊友会浜松支部長退任に伴い連合会副会長を退任し、相談役に就いた。 

平成14年、相談役として、最後の役目として、設立以来直面した諸問題を整理・分析し改善策を提言したところ、大部分を取り入れていただき、退任する運びとなった。

この間のご厚誼に感謝し、静かに活動を見守るこのごろである。

一緒に浜松防衛団体連合会の結成と活動に精魂を込めて連帯した諸兄のご冥福をお祈りする。

浜松防衛団体連合会が、今後益々充実・発展することを祈念するものである。

4   村岡浜松基地司令から感謝状を頂く

    平成8年11月7日.、航空自衛隊浜松基地司令村岡空将補から隊友会浜松支部長として、既存の浜松防衛関係諸団体の大同団結をはかり浜松防衛団体連合会結成の牽引役を務め基地支援体制の確立に貢献したとして感謝状をいただいた。

    しばしば、基地司令の元に足を運び防衛諸団体とのパイプ役となることが出来たこと、基地側の忌憚のない意見要望を拝聴するとともに相互に率直な意見を交換することが出来たこと、定期的な基地と防衛団体連合会との調整会議を設けることが出来たことなど、自分なりに誠心誠意をもって諸団体の調整役として、浜松防衛団体連合会の設立に寄与出来たことに感慨無量であった。