浜松防衛団体連合会( 6)   浜松基地四大行事における防団連設立関係者との出会いと思い

 航空自衛隊浜松基地の四大行事は、正月の新年賀詞交換会、春の観桜会、夏の納涼の夕べ及び秋のエアフェスタ(航空祭)であり、主催者の浜松基地司令と共催者として浜松防衛団体連合会会長が連ねている。

    去る3月28日、令和6年浜松基地桜会に出席して、主催者の伊藤顕浜松基地司令と共催者の斉藤薫浜松防衛団体連合会会長のあいさつを拝聴しながら会場を見渡し、浜松防衛団体連合会の設立に直接に携わった者して感慨無量なものがあった。

 また、基地の四大行事のたびに、会場で浜松交通株式会社代表取締役社長久野富男氏と浜松基地の相談役今村昭八氏(元浜松基地司令、元静岡県隊友会会長)にお会いすると浜松防衛団体連合会設立当時のことが思い出される。

 今回の観桜会でも期せずして、会場内で浜松基地相談役の今村昭八氏と浜松交通株式会社代表取締役社長久野富男氏と私が一緒になって浜松防衛団体連合会に関わる話をする機会があった。

 久野富男社長に対して、「お父様は浜松防衛団体連合会の設立と発展に絶大な尽力と貢献をされました。心から自衛隊浜松基地が好きな方でした。」と申し上げた。

 思い返すと、浜松防衛団体連合会が設立発足したのは、28年前の平成8年(1996年)10月であった。設立総会及び祝賀会はアクトのコングレスで盛大に開催したものである。

 当時、既存の浜松基地の防衛協力友好団体として5個の団体で構成している五桜会は、浜松基地を支える面でやや弱体であったことから発展させて、航空自衛隊発祥の地である浜松基地を支える日本一の名実ともに強力な協力支援団体(浜松防衛団体連合会)を設立することにした。

 その中心になったのが、初代会長久野幸夫氏(故人、久野富男氏の父)及び初代幹事長山田久吉氏(故人)と隊友会浜松支部長の私の3人であった。

 この間、航空幕僚監部監理部長及び浜松基地司令を歴任されたOBの今村昭八氏が相談役として、空自全般及び浜松基地の立場から適時適切な助言をされた。

 私は、浜松防衛団体連合会の設立構想案の起案、調整、まとめ役を担当し、その補佐役に隊友会浜松支部支部長鈴木美三氏(故人)が積極的に協力支援してくれた。

 今日、浜松防団連の設立に直接携わった関係者は、鬼籍に入られて、今村昭八氏と私だけになってしまった。  

 設立後の運営と活動にあたっては、その後、構成団体の歴代の主要幹部の皆様が、積極的に航空自衛隊浜松基地を支える事業に尽力されてきた。今では、誇るべき存在感のある防衛団体として、「浜松防衛団体連合会」の名声は全国に知られている。とりわけ、会長に歴代の浜松商工会議所会頭が就任されて、浜松防衛団体団体連合会の存在感が増している。

 こうしたことから、陰ながら浜松防衛団体連合会の益々の活躍と発展を祈っている。

浜松つばさ会の石原敏和氏が浜松防衛団体連合会幹事長として、長らく活躍された当時作製した浜松防団連の帽子 

「わが愛用の浜松防団連の帽子」