1. つばさ会総会・講演会・懇親会
❶ 着実に成果を挙げている諸活動
平成27年度浜松つばさ会の総会・講演会・懇親会が6月5日浜松市駅付近のホテルクラウンパレス浜松で開かれた。
総会では、平成26年度活動実施報告、決算報告及び監査報告に次いで、平成27年度活動計画、予算、役員・役割分担が満場一致で可決された。そのほかつばさ会定期総会関連事項が報告された。
つばさ会の活動は、各役員の積極的な活動と会員各位の支援により計画通りの活動が行われた。会員は252名個人・賛助会員4名で、同好会活動、会報・ホ-ムぺ-ジの運営、基地行事等への協力、防団連における活動及び対外活動など大きな成果を着実に上げている。
❷ 航空自衛隊の最近の現況
講師の第1航空団司令兼浜松基地司令上田知元将補は、「航空自衛隊の最近の現況」について講演をされた。我が国周辺の軍事情勢、我が国の防衛体制と整備状況などに触れられ、空自部隊の編制装備の状況を説明された。
OBとしては、最も関心があるのは、現在、 部隊の編成・装備がどのようになっており、今後どのように進むのか、3.11の東日本に大震災に際し直接被害を受けた松島基地の再建の状況、操縦者養成・教育への影響と回復状況、近くは御嶽山の噴火に伴う空自部隊の活動状況などであったが、これらについても的確な説明があり、認識を新たにすることができた。
OBとして、現状を正しく知ることは大事なことである。自衛隊30年以上勤務した者としては、老兵たりといえども航空自衛隊の現況を的確に把握し、基地・部隊・隊員を積極的に支えることが求められている。直接任務に就く部隊・隊員が何を求めているかを部隊・隊員の立場に立って最も理解することが出来るからである。
昨今の安保法制議論を聴いていて、反対のための反対や揚げ足取りに終始する議論に歯ぎしりするのは私だけであろうか。わが国の防衛について、表面的・皮相的なことではなく本質を踏まえた議論が深まっていくことを願うものである。
❸ 盛り上がった懇親会
懇親会は来賓として、航空教育集団司令官半澤孝彦空将、航空教育集団司令部幕僚長鶴田真一将補、第1航空団司兼浜松基地司令上田知元将補、第1術科学校長平元和哉将補ほか主要部隊長及び准曹士先任、防衛団体連合会の自衛隊父兄会浜松支部長志賀勝氏、防衛議員連盟会長飯田末夫氏のご臨席を得て、参加者約80名であった。
来賓の皆さんも各テ-ブルで輪になって懇談し、軽音楽部のハワイアンを楽しみ、最後は、浜松航空隊歌などスクラムを組んで合唱するなど和やかに進んで散会した。
2. 総会・講演会・懇親会のスナップ
《 浜松つばさ会会長飯塚雅視氏の挨拶 》
《 総会 》
《 講演会 》
《 御嶽山の噴火に伴う自衛隊・消防・警察の出動部隊の高山における極めて困難にして過酷な救出作業をビデオで観て、現場の実相が良く理解できた。本当によく頑張った。》
《来賓の第1航空団司令兼浜松基地司令上田知元将補の祝辞 》
《 浜松防衛団体連合会長代理として挨拶された志賀勝氏 》
《 つばさ会詩吟部の「富士山」朗詠 》
《 若々しい浜松市議会自民党浜松防衛議員連盟会長飯田末夫氏の乾杯ご発声 》
《 歓談風景 》
《 飯塚会長の率いる軽演奏部の演奏 》
《 磐田防衛協会副会長大橋忍氏も自慢ののどを披露された。》
《 つばさ会軽演奏部のハワイヤン、航空集団司令部幕僚長鶴田真一将補も加わり盛り上がった。》
《 参加者全員を結びつけるのは浜松航空隊歌だ。スクラムを組んで合唱し浜松つばさ会の士気を高めた。 》
《 つばさ会懇親会の締めの音頭をとられた第1術科学校長平元和哉将補、皆んな満ち足りた顔をして乾杯した。 》