がんとの闘い(45) BCG注入による副作用

1.5回目BCG注入

    昨日6月11日午後、病院へ出かけ、第5回目の膀胱内BCG注入を行った。

    今回は、前回から2週間間が空いたこと、ここ10日間母の危篤、葬送と多忙な毎日であったせいか、BCG注入後の反応がいままでより、激しく感じられた。

    連日の疲労で、体力、気力の面で若干弱くなっていたせいか、従前はあまり普段と変わりなかったのに、頻尿、尿意切迫感と身体全身のだるさがあった。これも12時間後には何時もの通り回復し通常になった。

    いままでのうち、今回が一番副作用があるように感じたので、昨夜は早く就寝したら夜半には楽になった。時間が経過したら身体からすぅ〜と乱気が抜けて行く感じであった。

    膀胱内ではBCG注入によりがん細胞をめぐり激烈な闘いが行われたであろう。自分の身体の中で起きていることが全身を通じてよく分かる。

    今朝は、普段と同じ生活をしているが、大事をとってBCG注入日と翌日は家でのんびりすることにしている。  

     BCG注入による副作用は、当日の体調、体質など個人差がかなりあるようだ。医療に関しては、どんな場合でもいつぱひとからげで語ることができないことがよく分かる。

    次週は6回目となり、これで終了の予定である。諸検査のの結果、良い結果が得られるよう期待している。

 

2.注入後の膀胱内BCG付着

    膀胱内へのBCG薬液の注入は、僅かの時間で終わり、15分間、膀胱内にBCGが満遍なく付着するようにベッドでこまめに身体を左右に動かし、転がすようにした。

    毎回のことながら、自分の身体であるから、BCGが効き目があるようにと願いながらの15分間である。

    この治療を受けながら、がんとは一体何者なのか、どうして人に取りつくのか、どこまで治せるのかしばし考えることがある。がんを患って、初めて知ること、考えることがある。

    私は歳に関係なく、まだまだやりたいことがいつぱいあり、なんとしてもがんを克服したいと思う。最後まで自分のことは自分でできることが私の望みである。そんな理想を持っているだけでも幸せであり、くたばらないであろう。

 

⒊  注入後の最初の尿処理

     病院から家に帰って、最初の排尿はBCGがまじており、適切に処理することが求められる。最初の時、パンプレットをもらい処置の必要性、要領の説明を受けた。

    尿に漂白剤を入れて30分以上経ってからトイレで流すことも、家族に迷惑をかけないように慎重に処理をした。

   これらは毎度のことながら注意深く行っている。わずらわしさはあるが、治療に伴う必須事項であり、真面目に対処している。