神原町花の会・花美原会(111)  名は体を表すホウキ草の活用

 浜松市西区神原町の花の会(花美原会)の管理する花畑では、ホウキ草を花畑のアクセントとして活用している。毎年秋には真っ赤に染まってアクセントとしても効果的であ。一回蒔いて育てれば毎年その場所に自然播生してくる。

 ホウキ草の種は、毎年採集して蒔いているが、種が落ちて自然に生えてくるものの方が育ちがよい。自然の厳しい環境を耐えてきたものだけに素晴らしい。

 毎年仕事を終えたホウキ草は集積所で処分していたが、今年はせっかく育ったものだから昔のようにホウキを作ってみたいとの申し出があり全部差し上げた。ほんの少し前までは茎を乾燥して束ねて箒として利用されることがあった。

 出来上がったホウキは2個いただいた。実際につかってみると、実に柔らかくて使い勝手がよいとすこぶる評判がよい。早速、花畑にも《ホウキ》として備え付けることにした。花壇の整理をしたとき、側溝や道路に花びラ等が落ちて仕舞うのでホウキで履いてきれいにできるからだ。

 「ホウキ草」と言われる理由が よく分かる。本当に名は体を表す「ホウキ草」である。(ホウキグサについては、学問的な呼び方を省略し、この地方で用いられている用語にした。)

 

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 《 平成26年8月23日、青々とした丸くふくよかなホウキ草は2列に並べたら目立つようになった。》

 

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《 平成26年10月12日 紅葉したたホウキ草が秋の訪れを知らせてくれる。アクセントとして活用したがもったいないほどであった。 》

 

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 《 平成26年11月10日、花としての役割を果たしたホウキ草を糸で縛って「ホウキ」にした。再活用する昔の人の生活の知恵は素晴らしい。ホウキ草の役割に人生を重ねてしまう。いいしごとぶりだ。》