情報・連絡紙あれこれ(4)  58年前培った絆・友情を保つ「操縦学生第1期生だより」!

今一番知りたいことは、何といっても「同期の現在の様子・暮らしぶり」だ!

 同期生会報のメインは、全員喜寿を卒業した今日、今一番知りたいことは、何といっても「同期の現在の様子・暮らしぶり」に尽きる。

 

 航空自衛隊第1期操縦学生の意気と誇り、どんな境遇にあっても爽やかな人生を送ろう

 

 振り返れば、航空自衛隊第1期操縦学生として、昭和30年6月2日、大空に飛躍したいとの夢をもって、全国から山口県防府の地に馳せ参じ、厳しい教育訓練に励んだ。

全員が同じ釜の飯を食い、同じ土俵で切磋琢磨した。

皆元気に満ち溢れ、それなりに一途に精一杯青春を謳歌した日々がそこにある。

 青春時代をともにした同期が入隊以来58年余の今日に至るも固い同期の絆で結ばれているものは、国の守りの基礎を築いたこと、充実した青年時代を過ごしたことにある。

 

 出発点は同じでも、その後の人生・歩んだ道は異なったが、振り返って去来するものは、「良き時代・青春を過ごせた」「俺たちが今日の航空自衛隊ゃ民間航空の礎を築いた」「日本の成長発展期の基盤づくりに貢献した」との満足感や思いではなかろうか。

 

 これからの人生・後期高齢期は新たなる厳しい試練が待ち構えているが、自らの健康・家族の諸々のことに立ち向かっていかなければならない。

 

 年々次々と仲間が逝ってしまう。でも、これからどんな境遇になろうとも「航空自衛隊第1期操縦学生」の意気と誇りを失わず、やるべきことをやり遂げた男の生きざまを最後まで保ちたいものだ。

 

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《会報は、18ペ-ジ、パソコンで編集し、プリンタ-で印刷した。カラ-写真を多用し、ホッチキスで綴じたもの、まさしくすべて手づくりとなった。人間にとって、胸に秘めたそれぞれの誇りは終生失ってはならないものだ。》

 

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 《会長交代の挨拶ゃ年一回の総会・懇親会の様子まとめた。出来るだけ多くの同期の姿が見えるようにした。名前を付けなくても姿形で誰かがわかるのが同期だ。東京での同期会には、122名中35名の参加、これが実感!「出れることそれが幸せ同期会」!》

 

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《メインの同期生の様子・暮らしぶりは、1年以内に撮った東京・地区での同期会の写真を利用し、できる限りその様子がわかるようにした。10ペ-ジにわたって、各人の様子が記された。人生まさにさまざまだ。各人から寄せられた暮らしぶり、健康のこと、病気のこと、愛妻との死別、趣味、運動、取り組んでいることなどの情報がいっぱい。間もなく80歳に迫る同期会報だからできること。個人情報云々がないところが特色である。》

 

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《地区毎の同期会・懇親会は、一泊して一緒に入浴し、宴会し、二次会はカラオケ懇談、翌日は見学と旧交を温めた。これもあれも元気だから出来ること。第1期操縦学生 現在員122名、物故者42名、航空自衛隊や民間航空で殉職した英霊は8柱、若くして礎となって散ってしまった。先日は同期がまた一人逝ってしまった。異色の人生を歩んだ同期生や同期の絆・友情のペ-ジ等が連なる