浜ちゃんの散歩道(179)   夜明け・夕暮れと「天岩戸の神話」

 10月27日、今日も朝夕の散歩をした。夜明けと夕暮時の散歩ほど感動するときはない。刻々と変化する天空、太陽の光に惹きつけられる。

 自分の人生を振り返ってみて、今ほど「太陽の光」に関心を持ったことはない。朝夕の散歩を通じて、この世で「太陽の光」の恵みとありがたさを感じたことはないからだ。私たちの生活はすべて、日の出、日の入りを基軸に動いている。

 古代から先人達は、この太陽の光を神々として敬ってきた。子供のころ絵本で読んだ神話の世界でも,「天岩戸神話」の話は今も鮮明である。

 航空自衛隊現職時代に九州に3回勤務した。家族を帯同して日向国天岩戸神社に参拝したことがある。そこで子供のころの絵本で知った「天岩戸神話」を再確認したことがある。

 普段の生活において、当然の如く、太陽の「日の出」「日の入り」を何の関心もなく過ごしているものだが、実際は「太陽の光」を基本にして生活を営んでいる。その基軸となる「日の出」「日の入り」の前後を元気に毎日散歩出来ることに感謝している。

 人生には感動が必要である。社会生活、文化芸術などのほか自然の中にも感動するものがいっぱいある。わが散歩道は元気に生きている証でもある。

 「天岩戸神話」は、神社本庁ホ-ムベ-ジによるものをとりあげてみました。神話の詳しい内容は、天岩戸神社ホ-ムベ-ジに紹介されています。

「天岩戸神話」 神社本庁ホ-ムベ-ジ 出典 
 澄み渡った高い空の上に、高天原という神々のお住まいになっているところがありました。そこには天照大御神(あまてらすおおみかみ)さまという偉い神さまがいらっしゃいました。その弟に須佐之男命(すさのおのみこと)という力自慢で、いたずら好きな神さまがいました。
 ある時、大御神さまが機(はた)を織っておられると、須佐之男命は大御神さまを驚かそうと、そっと御殿に忍びより、天井からドサッと馬を投げ入れました。
これには日頃やさしい大御神さまも、さすがにお怒りになられ、天の岩戸という岩屋に隠れてしまわれました。
 さぁ大変です。世の中はもう真っ暗闇です。困りはてた神さまたちは、天安の河原(あめのやすのかわら)に集まり相談をしました。そこで思兼神(おもいかねのかみ)という賢い神さまが一計を案じるのでした。すでに準備ができると、まずニワトリを一羽鳴かせました。
 そして天宇受売命(あめのうずめのみこと)という踊りのうまい神さまは、オケの上でトントンと拍子をとりながら踊りだしました。神さまたちは手をたたいたり、笑ったり、しまいには歌をうたい始めました。
 外が余りにもにぎやかなので、大御神さまは不思議に思われ、岩戸を少し開いてみました。その時です。力の強い天手力男神(あめのたぢからおのかみ)は、力いっぱい岩戸を開きました。 真っ暗だった世の中もみるまに明るくなり、神さまたちも大喜びです。
高天原にもまた平和がもどってきました。

❶  夜明けの風景 令和4年10月27日早朝撮影

❷  夕暮れの風景 令和4年10月27日夕刻撮影