1月14日・日曜日午前、夫婦して車で法多山に出かけ参拝した。法多山尊永寺は、静岡県袋井市にある高野山真言宗別格本山の寺院。寺号の「尊永寺」よりも山号の「法多山」の名で広く知られている。遠州三山の1つ。本尊は聖観音。 厄除け観音として知られ、厄除だんごが名物となっている。
毎年、法多山は参拝しているのが、本日の人出はすごかった。どこの駐車場も満車、そこから門前街、山門をめけて本堂に至るまで人人の行列であった。とりわけ、若い人が多かったのが目についた。帰りは対向車線は参拝の車が1キロ以上延々と続いていた。
新年を迎え、これだけ数多くの善男善女が法多山に参拝するのはどうしてだろうと考えた。仁王門をくぐり境内に踏み入ると、深山幽谷、樹齢数百年の杉並木と御影石の石段、本堂など緒堂伽藍のせいであろうか。名物のだんごであろうか。だんごの販売所は黒山、だんご茶屋は超満員だった。ご利益の厄難消除、家内安全、良縁などの祈願なのであろうか。これほどの賑わい、人々が参拝に訪れるのはなぜだろうか思った。
法多山の毎月の諸行事などを調べてみると。現代にマッチした、若い人たちを引き付ける創造的な企画と運営、厄除けだんご、門前街との連携などその秘密があるように感じた。法多山の経営の総合戦略が優れているといって過言ではないであろう。法多山という神社仏閣と現代の人々を結びつけるものがあるように思った。どこに行っても暗さがなくそこに明るさがあったからである。
法多山からの帰路、近くの愛野公園に立ち寄った。山の斜面を利用した公園で、山頂に登ると素晴らしい眺めが広がっていた。工夫された遊具や健康歩道などもあり、親子で一緒に楽しんでいる姿が最高の風景であつた。
《 法多山の案内板 》
《 仁王門 》
《 参道にて 》
《 厄除け団子 》
《 門前街の露店の賑わい 》
《 法多山からの帰路、愛野公園に立ち寄った。山頂での眺めは素晴らかった。愛の鐘というのであろうか。富士山がちょっぴり姿を見せていた。斬新なイディア が生かされ印象に残る公園であった。》