浜ちゃん日記 損害保険料率算定機構・ 静岡OB会

1.久しぶりの県都静岡市

   先日12月1日、午後4時半から2時間余の会合、損害保険料率算出機構・静岡調査事務所OB会に参加した。往復とも新幹線ひかり浜松〜静岡を利用したが約25分程度乗ってしばらくしたら着いてしまった。

  私が入所した平成2年ごろは、 静岡県における自動車保険料率算定会(現在損害保険料率算出機構)・調査事務所は静岡、浜松、沼津の三か所であったが、時代とともに逐次統合されて静岡のみとなった。私は、静岡1年半・浜松5年半・静岡3年・浜松1年と調査事務所を4回転勤し12年間勤務した。

 静岡調査事務所は県都静岡市にあり、一番大きな事務所で新入所員時代と所長時代の2回勤務し、思い出の多い懐かしいところである。 しばし、かってよく歩いた静岡市の中心街を当時を回想しながら散策して会場へ向かった。いつ訪れても落ち着く街である。

 

2.損保料率算出機構・静岡OB会

    自動車損害賠償保障法が制定されたのが昭和30年7月であるが、自動車保険料率算定会・静岡調査事務所に勤務した職員が定年退職し、OB会を結成したのはいつごろからであろうか。

   私がOB会と関わりを持ったのは、静岡調査事務所に所長として着任した平成9年からであった。

    調査事務所の職員は、男性の場合、第2の職場であり、ここでの勤務を終えて定年退職した有志が集まって、毎年1回12月に定例会を開いている。

    私は所長在任3か年間、積極的に先輩の皆さんに事務所に立ち寄ってもらうようお願いし、OB会にも出席して現況を説明したりした。

    自衛隊と同様に調査事務所の職員が、かって勤務した事務所・業務・出会いなどを懐かしがる職場でありたいと思ってきた。このように 長年OB会が続き、自分がOBの一人として出席できることに感謝している。

    先輩の警察出身の森下陸裕氏、損保出身の小谷博貞氏、県庁出身の加藤三男氏が長年OB会の運営に尽力され、世話焼きをされたことが今日に至るも持続してこれたのではなかろうかと思う。

   特に、加藤氏の長年の幹事役には敬服した。静岡市のホテル竜宮で定例会を行うことが定着した。現在、会長の広瀬幹夫氏・幹事野村和弘氏がお世話をしてくれている。ありがたいことである。

   今回の 参加者は25名で、年齢も昭和5年生・85歳から23年・66歳までと幅広くなった。

    この会合の素晴らしいところは、次の点であろう。 

❶ 退職後同じ職場で働いた者が年次を超えて集まって来るということは、その組織が優れた魅力のある職場であったということであろう。

     私の勤務した当時は、「自動車保険料率算定会」であったが、現在の「損害保険料率算出機構」になっても、損害調査を担当する調査事務所の機能には大きな変化はなかったようだ。最近の状況では新機械導入されてそれに慣れるまでは苦労もあるように伺っている。

    それにしても、組織の新旧にかかわらず、OBが同じ仕事をした事で交流ができることは素晴らしい組織であると言えるではなかろうか。

❷  どの団体組織もそうであるが、常任幹事の世話役に適任者を得ていることが長年にわたって継続している事につながっているものだ。ありがたいことである。

     幹事役を長年担当された加藤三男氏についで、現在の野村和弘氏の献身的な世話焼きに感謝している一人である。

❸  この組織の現場の調査事務所の魅力は、各業種の管理職を経験した者が第2の職場として勤務したこと、しかも前職の地位等に一切関係なく新人から始める職場であったこと、全く経験したことのない自賠責の損害調査を一から覚えて始めたが実務教育体制がしっかりしていて一年もすると立派な職員になれる組織であったことなどが挙げられる。

❹ この組織は、私が入社した当時から定年65歳、さらに嘱託の制度があり、多くの職員が一定の期間安定して仕事をすることができた。

    したがって大抵のOBが退職後も不満や悪い印象を持っていないものと思われる。いつまでも自賠責保険の適正な運用と損害保険料率算出機構の充実発展を希う者たちである。

❺ 年一回ではあるが、現職の所長が招かれ、調査事務所の現況等の話が聞けることはよいことである。今回は杉村陽一所長の話を伺った。所員も51名前後で静岡県下の全件を取り扱っており、厳しい業務であることに変わりはないようだ。 

 

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 《 右先輩の加藤三男氏と一緒に、はるか24年前静岡調査事務所に入り、新損調職員の教育を受けて一般調査を習得し、さらに医療調査担当になったとき加藤三男さんが実務研修の教育担当をされた。約半年医療調査に関する勉強で惜しみなく教授を受けた。その後、後遺障害担当となった時、この知識と経験が生きてきた。ついで、数年後、後遺障害担と医療調査の担当課長に就いた。調査事務所で育てていただいた尊敬する先輩である。》

 

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 《 平成26年12月1日 損害保険料率算出機構・静岡OB会参加者全員で記念撮影、調査事務所は、警察・自衛隊・財務・税関・林野・県庁・銀行・損保・JR・自算会・協会など各職種の一騎当千の強者で、経験豊富な人材の集団である。 》

 

OB会の模様

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