がんとの闘い(48)   BCG注入治療の効果

1.BCG注入治療後の3回目の膀胱鏡検査

    10月22日・29日第3回目の膀胱鏡検査等を行った。

❶  平成24年9月突然1日だけの血尿に驚き、結石の疑いで近くのかかりつけで治療を受けるも早い段階で総合病院を紹介され、同年12月入院検査の結果、左腎盂がんと診断された。平成25年3月「左腎尿管全摘除術」を受けたが、その後、膀胱内にがん再発が認められた。

❷ そこで 、平成25年10月「膀胱腫瘍手術(経尿道的手術)」受けた。経過を見るため、26年3月第1回目の膀胱鏡検査等で異常なしが認められた。

❸ 膀胱がんの再発予防のため、「 BCG膀胱内注入療法」を受けることにし、26年5月~6月にかけて6回、1週間ごと膀胱内にBCGを注入した。

❹ BCG注入治療後、1月半程経過したので、26年7月末第2回目の膀胱鏡検査等を行い異常がないことが認められた。 

❺ 今回26年10月末は第3回目の膀胱鏡検査等で異常がないことが認められた。

❻ 次回は、平成27年2月末に尿・検査・CT及び膀胱鏡検査が予定されている。

  「 BCG膀胱内注入療法」以降、定期的に諸検査を実施しながら再発の有無を確認してきた。これからも続くであろう。平成24年12月がんと診断されてから現在に至るも抗がん剤の服用はなく、通常の日常生活を続けている。

    「膀胱腫瘍手術(経尿道的手術)」後は、「 BCG膀胱内注入療法」しか実施していないので、以後がんの再発が認められないことから現在は効果があったものと認識している。BCG注入による副作用もひどくはなかった。薬を注入する以上多少の影響はあったが軽かった方といえる。がん治療対処の医学的・科学的・専門的なことはさておいて、各人各様であると思われるが、私の膀胱がんに対しては効果があったと理解し受け止めていいのではなかろうかと思っている。

    私にとって、がんとの闘いは長期戦であり、着実に「異常なし」を積み上げていく闘いである。今再発がないからといって将来についての保障はないし、知ることができない。家族と喜びをととにしながら「油断は大敵」「一喜一憂せず、兜の緒を締めての生活」に徹することにしている。

 

2.  悔いのない毎日を過ごす

    昨日、「膀胱腫瘍手術(経尿道的手術)」から第3回目の膀胱鏡検査を受けた。   膀胱内検査は何回も経験しているのでなんらの抵抗感もないが、毎度のこととはいえ緊張感を覚えるものだ。部分麻酔後に膀胱鏡の挿入を行うので、多少の違和感はあるが膀胱内の写真撮影しながら数分間で終わる。

    検査後、担当医師から検査結果について、尿検査、血液検査、CT、膀胱鏡検査などの結果について説明を受けた。

 幸いにして、私の場合は、来年80歳を迎える年齢であり、社会的にもやるべきことをやってきたので、死生観に特別のものはない。毎日を人に迷惑をかけず、地域社会に役に立つことがあれば、何でも積極的にやっていくことで過ごしたいと思っている。

 それにしても、最近はシニアの知人等の訃報に接することが多い。人の人生は明日のことは分からない。悔いのない毎日を過ごしたいと努めている。