1.衣を脱いだポピー
普通ポピ-を見るのは、衣を脱いで完全に花びらが開いた状態が一般的である。風が強い時には、衣はどこかにを飛んで行ってしまい、滅多に帽子をちょこんとかぶった状態を見ることができない。
早起きをして、ポピ-畑にやってくると、風がないと花ビラにわずかにとどまった形で殻が残っていることがある。何千というポピ-の中でも帽子をかぶったものは数少ないものだ。見つけるのに苦労するくらいである。
2. 早起きの役得
早起き三文の徳ならぬ、役得がこの写真です。今年は焦点を決め、「ポぴ-のおしゃれ」と名付けて撮影してみることにした。よく観察するといろいろな発見がある。
花の格好も良く、これはものになると思って近づき、カメラを向けようとしたら、空気の振動が伝わるのであろうか、ポロリと下に落ちてしまうことがある。惜しいことをしたと残念しきり、自然の摂理とあきらめて次の花を探すことになる。
⒊ 楽しさ数倍
写真撮影するため遠出ではなく、自宅から近いところに花畑がある。しかも自分たちが管理している花畑だから誰の遠慮もなく、自由にカメラに収めることができるので、楽しさ数倍である。
早起きで時間を忘れてカメラを向けていたら、携帯が鳴り朝飯の催促が来た。直ぐに撮影を止めて家に帰った。
4.ポピ-さまざま
《 子供たちは、花畑のそばを通って元気に集団で学校へ向かう。》
《 花びらが顔をのぞかせた。花の誕生もまじかであろうか。》
《 衣を完全に脱いで花が開きそうだ。衣と言っていいのか、殻といっていいのか、今にも落ちそうだ。絶妙な自然の芸術でもある。》
《 かなり花弁が開いてきた。衣が今にも落ちしいそう。良く留まって?いる。》
《 花がかなり開いた。衣はおしゃれの帽子といったところか。微風でいつの間にか飛んでいってしまう。》
《 今日は祝日「昭和の日」,叙勲受章者が発表された。ポピ-も立派な勲章を戴いて付けているように見える。どちらかと言うと、帽子をちっと横に被り、おしゃれのひと時であろうか。このポピ-は天に選ばれし貴重な存在である。自然界の神秘ないたずらといってよいのだろうか。今年は「ポピ-のおしゃれ」を追求してみようと思う。結構面白く楽しいものだ。》