こころの ふるさと(31) ふるさと鳥取・倉吉への旅(1)

1    スーパーはくと

  5月4日快晴、早朝バスも運行していないため、自宅からタクシーて浜松駅に移動した。新幹線改札口は早朝のため閉鎖されており、改札を待つ乗客が並んでいた。ほどなく改札がはじまつた。浜松駅では一番の新幹線で出発し、ふるさと鳥取倉吉へ向かった。新大阪で倉吉行きのスーパーはくとに乗り換えた。到着地は終点倉吉駅、目的地は鳥取県東伯郡湯梨浜町宇野である。

 スーパーはくとに 乗車して、最初に流れた音楽は、「ふるさと」であった。明石大橋を過ぎた頃には、「大黒様」が流れた。旅情と故郷に思いをはせる旋律であった。

   速さという点では、 新幹線の感覚から抜けず、中国山脈を越えて鳥取に着くまでは、昔に比べたら速くなったとはいえ、山陰への旅は長い道のりに感じた。どうしても東京や大阪あたりは新幹線で行くのがあまりにも短い時間で行けるせいか、ふるさとへの山陰地方の旅には鉄道・道路は、東海道と比較してまだまだ大きな格差を感じた。

    スパーはくと型の列車は、座席も木材が使われていて、新幹線とはひと味違ったソフトでよく工夫されているように感じた。

 連休であったせいか、往路は指定券が取れたが、復路は指定券が取れなかった。満席であった。

2 途中の乗り換え

 新大阪で新幹線から スパーはくとへの連結・乗り換えは、短時間のため最初からあきらめて、急がすゆっくりと安全を重視して、乗り換えにたっぷりと時間をとることにした。高齢者にとっては、久しぶりの長距離の場合はこれが一番良いやり方だ。おかげで新大阪駅構内の駅員の応対、保安設備から売店でどんなものが売られているのかなどじっくりと社会見学をすることが出来た。

3 キャリーバッグ

 昭和の時代までは、旅と言えば、重いバッグを両手に持ったりしたものであるが、最近は、便利なキャリ-バッグが重宝されるようになった。車輪がついて牽引して持ち運べるから楽になった。今回は布製の小型を携行し、本当に楽であった。

 新大阪の構内放送で一定の時間ごとに、キャリ-バッグによる事故防止を喚起し、エスカレ-タ-を使わずにエレべ-タ-の利用を呼びかけていた。便利で楽になった分だけ新たなる問題が発生するようになったのであろうか。そうしたことから何処でもエレべ-タ-を利用することにした。

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《 京都・新大阪から倉吉へは、乗り換えなしで、スーパーはくとが一番便利である。》

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 《  スパーはくと型の列車は、座席も木材が使われていて、新幹線とはひと味違ったソフトでよく工夫されているように感じた。飲み物置きも布製で家庭的であった。》