1.心のこもった最後の部隊会食
浜松基地においては、基地の主要幹部及び航空学生出身の操縦幹部が会食に加わり親しく懇談する機会を持つことができた。心のこもったおもてなしを受け第1期操縦学生一同感謝感激した。
会食には、第1航空団司令兼浜松基地司令上田知元将補、第1術科学校長平元和哉将補ほか航空学生出身の主要幹部並びに各部隊の代表が多数参加しての会食となった。
第1航空団司令部加藤総務班長の司会により上田基地司令の歓迎の挨拶、心づくしの部隊食で会食懇談の後、第1期生を代表として小林誠君が御礼の挨拶をして有意義な会食を終えた。会食席の配置なども現職と1期生を組み合わる行き届いた配慮がなされており楽しいひとときとなった。
会食場を退出するにあたっては出口に上田基地司令他の主要幹部の見送りを受けてバスに乗り込んだ。食堂からバスまでの間は降雨の中傘のトンネルまで作っていただきありがたいご配慮にこれまた感激したものである。1期生全員心からの感謝の言葉を残して離隊した。
《 上田知元司令は歓迎の挨拶とともに第1期操縦学生の航空自衛隊及び民間航空界における創設期の著しい功績をたたえられた。》
《 会食は和やかな食事と懇談が進んだ。給養担当の皆様にも大変お世話になりました。おいしくいただきました。 》
《 御礼の挨拶をする第1期生代表小林誠君 》
《 上田基地司令はじめ主要幹部の皆様に御礼を申し上げながら会食場を後にした。隊員の皆様にも大変お世話になりました。最後となる大会の最後に、かくも心のこもった接遇をいただき第1期操縦学生一同感謝感激した。最高の思い出を胸に抱いて浜松基地の正門を後にした。》
2.航空自衛隊浜松広報館を見学
浜松基地バスで浜松広報館まて移動し、館内の見学のほか主として全天周シアタ- の上映時間に合わせて全員集合して鑑賞した。
今や広報館は浜松の観光名所の一つとなって、来館者は観光バスでやってくるほどである。その人気度はすごい。
第1期操縦学生で東京代々木の国立競技場の上空に五輪のマークを描いたブルーインパルスの一人淡野徹君は、日本航空の名国際線機長として名を馳せたが、彼もその豊かな国際航空人としての見識を請われ、この浜松広報館の設立に関わった一人である。建設に至るまで何回も浜松に足を運んだと述懐していた。
こうした点からも、展示の航空機一つにもそれぞれが思い出をダブらせていたようだ。
その後、特別にチャタ-した大型バスで浜松駅へ移動する組と、自家用車組とに分かれて、名残尽きぬ思いで散会した。