わが趣味活動(9)  この世は助け助けられ

 

1.  世話役の存在

    今日は午前、東部写楽会の月例合評会が浜松市東部協働センターで行われ参加した。

   新年度は、役員も交代し、会長鈴木幸作氏、副会長伊藤守一氏、会計鈴木恵子氏を中心に会員12名で活動している。   

    本年4月からは、新改築されたセンターにも馴染み活動は上向きだ。鈴木幸作会長がこまめにクラブの世話を焼いてくれるので、会が円滑に運営されている。

    どんな組織にも大小に関わりなく、会長等の役員・世話役がいて積極的に役目を果たしてくれているものだ。

    東部写楽会では、世話役だけではなく、浜松写真連絡先協議会の丸井敏郎会長、新野秀幸副会長など多くの写真歴先輩方の指導があって成り立っている。

    これ全て、「多くの人の助力」によって組織がうまく動いて行く。世の中はこうした働きで成り立っているものだ。

   これに応えるには、積極的に役員・世話役に協力することではなかろうか。

    東部写楽会は、会員皆が実によく協力しあっている。会の雰囲気がとても良い。このためか会員も2名増えた。ありがたいことである。感謝の一語につきる。

    合評会も各人の写真について、いろいろとアドバイス・意見をもらう一方、具体的な事例で撮影の基本、技術、処理など着実に習得に努めている。何といっても楽しく笑がある中で合評会が進んだことは素晴らしい。

   合評会を通じて 、毎回、優れた写真ほど、撮った人の考え方・主張がよく出ていることに驚く、そこには表現に個性がある。なんとか少しでも近づきたいと思うが、実力が伴わないので足踏みしている。

 

2.動力機械と一体

    午後は夕方,管理機を動かし家庭菜園の畑を耕した。動力機械を使えば何百倍の馬力でしっかりと耕すことができる。古い時代の耕運機であるが、家内の実家のお古をもらい今日も役立っている。形式は古くても基本的な機能は今の機材と同じであり、わが国の機械の技術、精密さに門外漢の私も驚くばかりである。

 家庭菜園は、もっぱら家内が主役であるが、動力機械の操作運用と棚の構築などは私の分担であり役割をこなすことにしている。梅雨時で全国各地は雨が多くて困っているのに、当地は雨が少なくて困っている。そんなことで次に備えて土を耕し準備することにした。

 花の会で管理しているお花畑に至っては、コスモス種を蒔いたが雨が少ないので発芽が遅れている。自然はよくしたもの、近いうちに恵みの雨が必ずやってくるものだ。自然の恵みを受けるには、焦らず静かにその時期を待つのみである。

 それにしても、動力機械による威力はすごいものだ。動力機械の助力によってわずかな家庭菜園ながら短時間で耕すことができた。管理機の操作はかなり腕が上がっているが、人馬一体ならぬ「機械と一体」となって耕したら大汗をかいた。

 動力機械を使いこなすつもりが、使われたのかもしれない。それにしても機械を使いこなせないまでも、動力機械の力を借りて仕事ができた。毎日わが家の食卓に並ぶ新鮮な野菜、果物などの収穫物の一端を担ったことになる。汗して耕し収穫した自然の恵みに感謝する毎日である。

 毎日毎日いろいろなところで、自分が認識している、いないにかかわらず、人様だけではなく、自然界や機械にさえお世話になっている。私が終生、出来る範囲で、役立つことがあればやり続けたいとする信念・考えはここににあるように思う。「この世は助け助けられ」の人生ではなかろうか。「助けるときもあれば助けられることもある」、今どきはやりの「終活期」といえども、どれほどのことができるか分からないが、「助ける役割」を忘れては己が空しい。