令和4年・第20回「国民の自衛官」顕彰(5)  海自護衛艦あしがら 田中克政2等海尉(49)

国民の自衛官の横顔(5)     ミサイル防衛精鋭の誇り

海自護衛艦あしがら 田中克政2等海尉(49)

産経新聞記事  令和4年9月23日  出典

【所感】

 かって、若い時代に航空自衛隊において、航空警戒管制部隊において邀撃管制幹部として、第一線部隊で24時間の警戒管制任務に就いたことがある。当時3交代で、昼夜を問わず一睡をせず勤務に就いた。

 田中克政2海尉が、若い時代から海上自衛隊において、護衛艦一筋で勤務に励み、昇進して、弾道ミサイル防衛士(BMD士)として活躍してきた。

 BMD機能搭載のイージス艦において、戦闘指揮所で飛翔体の行方をレーダー画面で監視する任務は厳しい勤務である。チームが団結して監視業務を継続し、常時即応体制を維持することは容易なことではない。

 ミサイル防衛の第一線部隊部隊の誇りと使命感、さらには家庭をしっかりと守ってくれる奥様の支援があってできることではなかろうか。

 国の守りは、時代の進展と共にサイバー、宇宙空間まで広がってきた。新しい部隊が誕生し新任務が与えられる。わが国周辺の警戒監視にあたる陸海空3自衛隊の第一線部隊の勤務態様は異なれども

警戒監視という任務は同じである。

 自衛隊は、わが国を防衛するため、全国各地で黙々と実任務を遂行している。できれば、全員「国民の自衛官」として、光を当ててやりたいものである。