天龍山洞雲寺参道の人生教導の石碑(7) 仏前に花一輪の心がけ 叱られた恩忘れずに墓参り

 菩提寺である浜松市西区神ケ谷町天龍山洞雲寺 には、毎月1日と15日の2回,同寺に詣でて墓参りをしている。

 参道の片側には、昭和の30年代に設置された石碑が15個建っている。檀信徒から寄進された石碑で,表面に人生の諸々の教導の言葉が銘されている。その裏側には寄進者名と建立年月日が刻まれている。

 仏様の教えでもある。日常生活における誠に含蓄のある教導の言葉である。

 墓参りの都度,立ち止まって読み返すことにしている。歳を重ねるにつれて同感することばかりである。

 わが人生を振り返り,残された人生の道標としている。

❼ 天龍山洞雲寺参道の人生教導の石碑

「仏前に花一輪の心がけ 叱られた恩忘れずに墓参り」

【所感】

 若き時代に先妻が長男を産んで半月の末に「産後のひだち」が悪く、あっという間に逝ってしまった。こうしたことから自衛隊定年退官後、自宅建設とともに仏壇を設け、墓石を建立した。仏前にその都度手を合わせ、墓参りも毎月1日と15日の2回行っている。

 先般は、ふるさと鳥取県湯梨浜町宇野に帰り、先祖の墓参りをした。両親の墓前に妻と長男を帯同し、元気で暮らしていることを報告できたことができた。すでに両親の歳を超えたが、「親孝行したいときには親はなし」である。報恩は自分の人生を悔いなく過ごすことであると思っている。