山門の人生の教示 「 こだわらない心」が長寿に通じる

 浜松市西区神ケ谷町の天龍山洞雲寺へ参詣しお墓参りをした。山門入口に掲示されたお言葉は、「「 こだわらない心」が長寿に通じる。」であった。

 般若心経に心の「空」を説いたものがある。かたよらない、こだわらない、とらわれない心である。人の生きる道で心がけたい事柄である。

 高齢者の日常生活において「 こだわらない心」がとても大切であることは、わが身を振り返って実によくわかる言葉である。

 高齢になるにつれて、物事に対して考え方が硬直し、柔軟性がなくなってくる方と、歳を取ればとるほど角が取れて、いつもにこにこして、一つのことにこだわらず、すべてのことに対して「おおらか」になる方の二つに分けることができる。

 世間でテレビなどに登場する長寿の方を見ると、多くの方が「おおらかな、広い心」で生活を律しているように見受ける。長生きの秘訣を問われて、「小さなことにこだわらず、楽しく、明るく、ありがたい、ありがたいと過ごすことだ」と述べておられる。

 今回の言葉は自分に向けられた教示であるように思えた。ありがたい言葉である。

浜松市西区神ケ谷町の天龍山洞雲寺山門入口の掲示・「 こだわらない心」が長寿に通じる

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