運転免許証を返納して3ケ月かになろうとしている。日常生活を車中心から完全に離れてみて、多少の不便さはあるが割り切ってしまうと、この生活が普通なのだと順応してきた。
車がなくなって一番影響を受けたのは妻であった。長年、買い物はお抱え運転手がおり、いつどこにでも出かけることができたが、そうはいかなくなったからである。
妻の週一回の食料の買い物は、幸い姪の車で出かけるようになって、今までと変わらないで買い物ができている。いつも姪には感謝、感謝とありがたいことである。なかなかできないことであるからだ。
私事で、自転車では距離的に無理なところは、息子の休みなど都合の良い時に車に乗せて行ってもらう事にしている。
こうしてみると、現代は車社会だけに、その頻度は少ないにしても、車の便利性に助けられた生活を過ごしている事になる。どうしても車で出かけたい時は身内に応援を頼めばできるという安心感は有難い事である。
車を止めて、歩くことを中心とした生活を始めて、健康には一層心掛けるようになった。足腰の健全と強さが生活に不可欠であるからだ。
自転車の利用の機会も増えたが、梅雨時は自転車より歩きの方が便利である。歩行数は車生活よりかなり増えた。
時折、シニアクラブの重い荷物などは、時間がある時は事前に一輪車で会場に搬入する事にしている。役員が車で運ぶよと申し出があるが、運動を兼ねて運ぶ事にしている。
生活の基本を自分の足で歩くと割り切ると嘆きなど全くない。今後、歳を重ねるにつれて歩行力が低下してくるであろうが、自力が求められる。自分なりの歩行力の保持が必要となる。
早朝のヒマワリ 令和3年6月17日朝撮影