私の身近なところには花畑や家庭菜園がある。花畑や花壇の四季折々の花は心を癒してくれる。家庭菜園などの作物も花が咲いた後結実する。
毎日の食卓に並ぶ食材の多くは、土壌にタネを撒き発芽させて生育し、がて花が咲き実となっていくものだ。人間が食するものは、動物・植物を問わずすべて命が宿っている。私達はこれらの命をいただいて生きている。その命の営みの過程が開花であり結実である。
どこにでもあるありふれたトマト、ナス、キュウリなどであるが、「花と結実」をテーマに写真で綴る事にした。よく観察するとそれぞれに特色のあることがよくわかる。
【 インゲン(インゲン豆)の思い出 】
生家が農家であった。畑や果樹園は集落から一山ふた山を越えてあったが、日常的に使う野菜類は屋敷の中で育てていた。家の裏の畑は今風で言うならば「家庭菜園」であった。四季折々の野菜や花が日常的に身近にあったので、子供のころはそれが当たり前で育ってきた。
インゲンは、煮たり湯でたりいためたりで様々な調理で日常的に食してきた。家内の料理もウマイから食が進みやや体重を気にするほどである。自衛隊現職時代は官舎の近くの商店で野菜を買っていたが、定年後は自宅の裏の空き地に家庭菜園を設けている。妻が野菜栽培の主役であるが、子供のころの環境と同じになったと感慨深いものがある。
インゲン(インゲン豆)
❶ インゲンの花
❷ インゲンの結実