私の身近なところには花畑や家庭菜園がある。花畑や花壇の四季折々の花は心を癒してくれる。家庭菜園などの作物も花が咲いた後結実する。
毎日の食卓に並ぶ食材の多くは、土壌にタネを撒き発芽させて生育し、がて花が咲き実となっていくものだ。人間が食するものは、動物・植物を問わずすべて命が宿っている。私達はこれらの命をいただいて生きている。その命の営みの過程が開花であり結実である。
どこにでもあるありふれたトマト、ナス、キュウリなどであるが、「花と結実」をテーマに写真で綴る事にした。よく観察するとそれぞれに特色のあることがよくわかる。
【 ゴ-ヤ(ニガウリ)の思い出 】
子供の頃、鳥取のふるさとではガリウリと言っていた。子供にとっては苦みが強烈で言葉通り「ニガウリ」であった。航空自衛隊に入隊し、各地の諸勤務を経て、昭和48年(1973年)7月西部航空方面隊司令部に人事幕僚として勤務となった。新編間もない沖縄の南西航空混成団の准空尉、空曹及び空士の交代要員の充足を担当することを命じられた折、沖縄における勤務環境や勤務状況などを現地確認のため、沖縄に出張したことがあった。
この時、初めて沖縄料理の代表の一つであるゴ-ヤチャンプルを食した。沖縄の酒泡盛を飲みながら、ゴ-ヤチャンプルがとてもおいしかったことが強烈に印象に残っている。
今では家庭菜園で必ずと言っていいほど、ゴ-ヤ育成し、ゴ-ヤチャンプルは大好物の一つとなっている。
ゴ-ヤ
❶ ゴ-ヤの花
❷ ゴ-ヤの結実