85歳老いる雑感(181) 自分の健康管理は自分でやり律したい

 心房粗動でカテーテル治療を受けてから11年の歳月が経過した。その後経過良好である。最近は2カ月ごとに、循環器の診断のため血液、尿、心電図検査を受けている。いずれもまあまあの状態であるようだ。

 毎日、朝晩は血圧と体重測定を行い、医療機関からいただいた「家庭血圧記録ノート」に記入し、診察の都度ノートを提出している。

 健康管理は自己管理そのものであり、毎日測定記録する事によって、自らがどこがどうなるか確認・予測することができる。多忙にかこつけてサボったりすると運動量が不足するから、検査結果の数値にモロに反映してくる。身体状況の検査数値は正直で健康の指標である。

 車を止めて歩きと自転車に切り替えてから以前の検査デ-タより少し良くなった。身体に微妙な影響を与えているようだ。歩くことを基本にして総合的に身体を動かす機会と量が増えたことが影響しているものと考える。

 振り返ると、70歳代になって、心臓、腎臓と身体の重要な臓器を患ったが、天上に招かることなく普通に暮らしていける事に感謝している。運命といってよいのであろうか。

 人間最後は家族ャ施設の介護などお世話なる事になるが、できる限り終末期においても自分の力で生きていきたいと思う。

 そのためには、自分の健康管理は自分がするものであるとの強固な信念を持ち続けたい。高齢期においては明日のことはわからない、どこでどうなるかわからないが、他に頼る甘えが出てくると際限がない。自分の健康管理は最後まで自分で厳しく律したいものである。それは切なる願望で終わるかもしれないがそうありたい。