昨年12月浜松市西区伊左地町伊左地橋付近の伊左地川で見かけたコウノトリの飛来情報を兵庫県立コウノトリの郷公園へメールするとともに写真画像70枚ほどDVDに収めて送付したところ、丁重なる礼状をいただいた。
送付したコウノトリ画像で確認された個体識別結果は、予想通りJ0310とJ0127でした。
コウノトリJ0310は、昨年12月初旬より浜松市に飛来していること、J0310は2016年浜松市、2018年には静岡市での飛来歴があるとのことでした。
コウノトリは、一度訪れた場所に飛来する習性もあるようで、こうして浜松市に訪れてくれることは喜ばしいことです。これからも浜松の当地に飛来して幸せをもたらしてくれることを期待しています。
コウノトリの郷公園におけるコウノトリ情報システムにとっては、遠方に飛来したコウノトリの目撃による安否消息は重要な情報であり、多くの方の情報提供・通報は、保護保全にとって大事なことであると思いました。
礼状とともに、「キコニアレター」2021.1.1発行、NO25が同封されていました。レターには、兵庫県立コウノトリの郷公園園長江崎保男氏の「コウノトリ野生復帰グランドデザインの達成に向けて」、同公園獣医師松本令以氏の「人為的要因によるコウノトリの事故を防ぐための取り組み」や「コウノトリ野生復帰の舞台裏」など興味深い記事が掲載されていました。
コウノトリの未来設計図は、「コウノトリが普通種になること」を最終ゴールと位置付けて、様々な方策に挑戦していることに感銘を受けました。
また、コウノトリが防獣ネット、電気通信設備、猟具など、人為的要因で救護、死体収容された数がいかに多いかなどを知り、びっくりしました。天然記念物に指定されている絶滅種のコウノトリの保護、繁殖がいかに大変な課題であることを知りました。
こうした点からも、当地に飛来するコウノトリが元気に無事に過ごして欲しいものだと思いました。
表題の「キコニアレター」は、コウノトリの学名「キコニア・ボイキオナ」から命名されたものであることを知りました。
5枚の折り紙が同封されていたので、頭をひねっていたら、家内は、解説図を見ながら、たちどころに折り始めてコウノトリ5羽を作り上げました。鶴の折り紙と同じようだと言っていました。早速飾っています。
コウノトリとのご縁、出会いはめったにないことなので、御礼の文書拝受を機会にまとめてみました。
1 折り紙で作ったコウノトリ
2 伊左地川に飛来したコウノトリ 2020-12-10
最初j0310がいて、そのうち、j0127が飛来、2羽が一緒に行動した後、一緒に彼方へ飛んで行った。
3 コウノトリ j0127 2020-12-10撮影
コウノトリj0127 を浜松市西区伊左地町伊左地川の伊左地橋付近で目撃したのは12月10日のみであった。その後、時折訪れるが見かけない。
❶ コウノトリ j0127の雄姿
❷ j0127の個体識別
4 コウノトリ j0310 2020-12-09~12-13撮影
コウノトリ j0310が、浜松市西区伊左地町伊左地川の伊左地橋付近に飛来した。12月9日~12月13日の間目撃撮影した。その後、時折訪れるが見かけない。
❶ コウノトリ j0310の雄姿
❷ コウノトリ j0310の個体識別