元自衛官の時想(116 ) 令和3年(2021)を迎えて、日本を取り巻く内外の潮流を考える

謹賀新年 令和3年(2021)の幕が開けた。

 コロナ禍の最中で世界と日本はどのように進んでいくのか、内外ともに政治外交、軍事、産業経済、科学技術、社会全般にわたって厳しい状況が予測される。

 昭和・平成・令和を生きてきた者として、世界の大きな潮流を眺めてみると、21世紀はこれからどのように進むのか、最大の関心事である。

 こうした点では、産経新聞の「21世紀の分岐点・自由/強権」の連載特集は、世界情勢の潮流を探るのに読み応えのある記事である。

 1月3日の聞き手櫻井よしこ氏の菅義偉総理大臣インタビュー、4日の屋山太郎氏と古川勝久氏の正論大賞対談など内容の充実したものであった。これらは、末節的な事柄にとらわれることなく、我が国を取り巻く国内外の大きな流れを考察する上に参考となるものであった。また、NSN・インターネットと異なった今後の新聞の役割、在り方は示しているように思える。

 静かな正月は、午前身体を動かす散策、午後は休養と日本を取り巻く内外の諸情勢の潮流を自分なりに考察する機会ともなった。評論家でもなく、天下国家を論ずる立場でないため、わが所論は省略します。

 それにしても、本年は今世紀において世界中に蔓延した最大級の疫病・コロナ禍も6月を境に反転となることを期待するものである。

二つの潮流のぶつかり合い  令和3年1月3日午前 遠州灘海岸

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