1月2日午前、佐鳴湖の散策始めをした。新年を迎えて2日目となると、多くの市民が佐鳴湖公園でウォーキング、散策などを行っていた。優れた自然環境に囲まれて、市民から愛される好適の公園である。快晴で次第に暖かくなり、家族連れ、グループを見かけた。皆んなマスクをつけており、寒気の中に健康的な姿があった。
北岸寄りで、カワセミを大型望遠子を設置して撮影しているカメラマンを見かけた。カワセミ一羽が盛んに獲物獲得作戦を展開していた。手持ちのカメラは250mmの望遠では、遠くの小さなカワセミをしっかりと捉えることは難しかったが、できる範囲でやってみた。
こういうときには、野鳥専用の大型望遠でないと困難であることを認識したが、上を見たら際限がないので、カメラ趣味も機材保有はこの辺までで楽しむことにした。
カワセミの獲物獲得作戦を拝見して、自然界の摂理と戦いの原則は、古今東西些かも変化なしである。攻撃は一点集中、戦力の集中、全力投球である。カワセミも然りである。
それにしても、今日のカワセミは活発であった。あっちに行ったと思うとこっちにと頻繁に移動し、獲物取りも何回も波状攻撃をかけていたのが印象的であった。
積極的な波状攻撃を展開した割には、観たところ獲物の獲得は少ないようだった。労多くして成果少なしのようだったが、これも厳しい自然界のこと、生きることは生きる糧を獲得することである。
小さなカワセミにとっても毎日が戦いであり、獲物が得られなければ敗者となり命を失うことになる。自然界の摂理は厳しく生きることは容易なことではない。きっと人間の知らぬカワセミのドラマがあるであろう。カワセミに幸あれと祈った。
カワセミの様子を自分流にまとめてみた。
1 静のとき 令和3 年(2021)1月2日午前撮影
2 動のとき・餌の獲得作戦
令和3 年(2021)1月2日午前撮影
❶ 獲物の選定
❷ 狙いをつけて迅速な攻撃
❸ 一瞬の全力行動・成果?
❹ 素早く次の止まり木へ
❺ 再び目標をきめて攻撃
❻ 全力行動の戦果いかに ?
❼ 一息ついて、目標の再設定