10月は秋のお祭りが各地で行われている。6日地域の氏神である神原神明神社の大祭が行われ参列した。神主さんの祝詞の中に秋の恵みの収穫期に天地への感謝と地域の平安を願う内容があった。
神仏への祈願は、個人的なことから家族、さらには地域社会とさまざまである。地域の氏神への崇敬は長年にわたり住民と共にあって築かれたものではなかろうか。
わが神原町は、昭和30年誕生したが、約60軒から今日、約450軒と充実発展してきた。神社の神事は維持しつつ、氏神として伝統文化的な存在でもある。こうしたことから広く町民に開かれた存在であってもらいたい。
神社という宗教的な存在を強調するしすぎると、氏子中心の運営になっていくようになる。
時代の推移に合わせて、町民主体のお祭りになっていくことが求められてくるのでななかろうか。
お祭りの中心は屋台の町内引き回しが主体となっているが、祭り青年会を中心に青空子ども会と住民が加わり盛大である。お囃子愛好会による子どもたちへの指導と継承は素晴らしいことである。
若い世帯が増えてきたので、屋台引き回しの参加も多くなった。地域の将来の発展を考えると、住民相互の緊密な連帯感を醸成していくには、浜松市の凧揚げ方式と同じように自治会を中心とした新しい形のお祭りを創生していくことも必要ではなかろうか。
氏神という伝統文化は大事にしながら、神事とは切り離した新しい形の凧揚げ、お祭り屋台、子ども神輿などが自治会を中心としたお祭りが創生される時代がやってくるかもしれない。
❶ 神原神明神社
❷ 屋台引き回し