隊友会活動(41) 浜松市建国記念の日の式典、記念講演及び反省会に参加して(2)

    「建国記念の日」における浜松市建国記念の日奉祝式典、記念講演及び反省会を通じて、わが国の建国記念日について、あらためて考えさせられることが多かった。

    反省会には、記念講演の講師武田邦彦先生も出席をされ、参加者から活発かつ建設的な感想・意見が述べられた。有意義な反省会であった。

[所感]

1.   建国記念の日建国記念日

    式典及び記念講演が終わった後、運営支援に携わった人たちが集まって反省会が開かれた。運営支援に携わった各団体の参加者の感想、意見発表において、オイスカ高校女生徒のインドからの留学生が「母国インドではこうした記念日は国を挙げてお祝いしています。高校生が部活などしていません。」と感想を述べたのがとても衝撃的、印象的であった。外国人の一女子高校生からみてもそうである。

    また、建国記念の式典は、政府が主催したものは新聞テレビを見てもどこにも見当たらない。世界どの国にも、国家の誕生、戦勝等の記念日があり、国をあげてお祝いの式典や行事が行われているのが普通である。これが国際的に見て、日本がいかに普通の国でないかな証左ではなかろうか。

   国民の祝日の一つとして、「建国記念の日」が戦後20年が経った昭和42年に設けられた。

   2月11日は、初代神武天皇が即位された日である。明治の初めに「紀元節」として祝日となった。昭和の子供の頃は紀元節には、学校の講堂で「紀元節」を唱和したものである。

    世界のどの国にも国の形成に至る物語があるように、わが国には、「古事記」、「日本書紀」に、立派な神話や伝承が記述されていること、わが国は、天皇を戴き続けてきた世界でもまれなる国であること、古代の「大化」とから元号が設けられたこと、明治からは「一世一元」であること、天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であること、など連綿と日本の歴史は続いている。こうした国は世界においては日本だけであり、誇るべき事柄ではなかろうか。

     ひるがえって、「建国記念の日」制定に至るまで経過ををたどるとき、戦後になって、昭和23年の祝日法で、2月11日に神話・伝承についての批判的な見方があったり、占領軍の連合軍総司令部建国記念日を認めなかった。それから20年後に「建国記念の日」が制定されたのである。

   わたくしたちは、「 誕生日」や「記念日」を「誕生の日」「記念の日」の言わない。諸般の状況に配慮して玉虫色にした表現である。簡潔明快でない。戦後75年を迎える令和の時代である。2月11日を「建国記念日」とし、わが国の連綿と続いた歴史を誇りとし、正々堂々と国家をあげてお祝いする日としたいものである。

     それがオイスカ高校のインドからの女子高校生の問いに答える道ではなかろうか。

2   国民の祝日における国旗の掲揚

   わたくしのシニアクラブにおける毎月の定例会では、国旗と浜松市旗を会場の正面に掲げています。全員が国旗に対して拝礼を行なっています。神原会の創設時からなのか定かではないが、ごく当たり前に行なっています。

    私の家では祝日に玄関に国旗を掲げています。自分が不在だったり朝寝坊したら家内がちゃんと国旗を掲げてくれています。

    しかし、多くの家庭では祝日に玄関に国旗を掲げることは見られなくなった。むしろ珍しくなってきたといえる。国旗そのものが家庭にないところが多いのではなかろうか。世界の国々で国家の祝日に国旗を掲げたり、お祝い行事をしない国は普通の国ではないように思う。

    こうしたことを問題提起し、堂々と正論を主張する人さえ少なくなってきています。ましてや新聞テレビでは取り上げなくなって久しい。

    これと同時に、戦後、自分の国を誇りに思わない、日本は悪い国であったとする一方的な教育、自国の悪口をいいふらす風潮があったが、未だその傾向が残っているのは嘆かわしい限りである。どこの国でもこの長い歴史の歩みの中でよいところ悪いところがあるものである。

    日常生活でも自分の家庭や周りの人の悪口、陰口など言っている人は他から信用・信頼されない、むしろみんなは口に出さないが心の中で軽蔑しているものである。仕事も同じである。組織も、国家も同じではなかろうか。

   世界各国においては、自分の国を誇りにしない民族は滅びていくのは自明の理である。国家への誇りと愛国心を持つことを卑しめる 戦後教育の弊害が色々な箇所に出てきている。

   今やわが国は世界に冠たる独立国家である。建国記念の日は、世界における日本はどうあるべきか、「わが国のありよう」を問いかける、考える日でもあった。

3   時代を先取りする創造と前進をする国家

    新聞テレビを視聴しても、時代を先取りし、創造と前進をする内容の番組・内容が好きである。個々の人生においても前向きに向上心を持って困難に立ち向かい、心身が充実したものを求めている。

 国家も同様である。世界に伍していくには、政治・経済産業・文化・芸術はもとより 科学技術・医療など国家・国民の基盤となるものは、あらゆる分野で世界一を目指して進展していくことが必要である。

 そのためには時代を先取りする創造と前進をする国家でなければなければ、衰退した国家となっていく運命となる。今日わが国は、国家の諸機能の改善、国土の強靭化、少子高齢化に対応した社会福祉保障制度の改革など一大改革が求められているのではなかろうか。令和初の建国記念の日を迎えて切に思った。

建国記念の日」におけるのわが家の国旗

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