神原町シニアクラブ(神原会)(236) すぐ近くに気軽に行けるところをつくる

    前回、「金曜会・リアル野球盤大会の静岡新聞記事に寄せて」で、少子高齢化社会の課題と地域社会におけるシニアクラブの役割について触れました。

 地域のシニアクラブは、地域社会の高齢者集団であることから、今や高齢者に広く開かれた活動、高齢者に役立つ存在、健康寿命につながる活動集団を目指しております。
 こうした考えのもとで、開かれた高齢者集団の活動を町民の皆さんに知ってもらうために情報連絡紙「いきいき神原会」は自治会を通じて隣保班に回覧していただいています。
 数年前から、シニアクラブの活動内容、活動頻度は、昔の老人会のイメ-ジとは全く異なったものとなってきました。地域社会における小さなシニアクラブといえども、会員減少化の厳しい現実の中で、高齢者社会における高齢者の諸問題の解決の糸口につなげたいと懸命に取り組んでおります。
 今日のわたくしどものシニアクラブの新しい取り組みは、社会性を持った高齢者問題の取り組みの一つとしてとらえて理解していただければありがたいです。

1 受動型から主体型・能動型・活動型への転換 

    神原町シニアクラブは、現在39名のこじんまりとした集団ですが、家族の世話にならない、健康で明るい毎日を過ごし、健康寿命につながる活動を行っており、笑顔が生まれ、身体を動かすことを重視しています。
 超高齢者社会を迎えて、シニアクラブの活動は、昔のようにお話を聞いたり、演芸を観て楽しむことを主体とした受動型から自分で身体を動かしたり歌ったりの主体型・能動型・活動型に変わってきております。

 また、1か月1~4回程度の活動から2日に1回位の活動頻度へ大転換し、すぐ近くに気軽に行けるところを作り上げました。

❶ すぐに行ける場所を提供する。交通費も使用料も一切かからない。参加賞をもらえます。

❷ 一週間に3日、月に15日近くクラブ活動に参加できる。病気やどこが痛いと言っている暇がない。身体を動かす動とのんびりの静の時間調整や配分ができる。見物も自由 です。

❸  義務感、負担感を持たせない。みんなが体力などに応じて準備し、あとかたずけをする。お客様ではなく、みんなが主役です。

❹  声を出し爆笑とおしゃべりがいっぱいある。ゲ-ムは楽しさと向上心が発揮できます。

❺  誰でもできる種目。自由に選択ができる。遊び感覚の中に身体を自然に動かしており、心身の健康につながる。ゲ-ムは誰にでも上位のチャンスがあります。

❻ 全部に参加している方は、80歳代でも若々しく元気な人が多い。参加率は、会員39名中、定例会35名前後、月曜会グラウンドゴルフ実施者ほぼ全員、水曜会及び金曜会18~25名です。

2 ロコモサロンと一体化した活動の概要

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