山門の人生の教示  この世界には人間の頭数と同じように仕事はたくさんあるはずである

  7月1日早朝小雨が続く中、天龍山洞雲寺に墓参りをした。山門入り口の今月の掲示は「この世界には人間の頭数と同じように仕事はたくさんあるはずである」であった。

 ネットによると、この言葉は、野口英世の名言集にあるということであった。野口英世は、子供の頃教科書にも載っていたように記憶している。伝記も熱心に読んだものである。

 この言葉は、野口英世が歩んできた人生から生まれたものであり、ものの見方や考え方で人生が変わることを示しているのではなかろうか。仕事をどのようにとらえるかによってもかなり違ってくるに違いない。

 時代・年代・年齢等によっても、仕事についてのとらえ方、見方は違ってくるであろうが、人生と仕事は一体のものではなかろうか。仕事=職業と考えるか、もっと幅広くとらえるかによつても違ってくる。

 歳老いた立場からみると、定年となって職業から退いても、老いたものに合う仕事はあるものである。労働の対価・お金は伴わないが、地域社会への奉仕の仕事や自分がやり遂げたいという仕事・役割は身体が動く限り続けたいと思っている。 

世界を駆け抜けた医学者野口英世     出典 野口英世記念館ホ-ムぺ-ジ
1876(明治9)年、福島県猪苗代に生まれた野口英世
1歳半の時に左手に大やけどを負いましたが、
恩師・友人・家族の励ましと援助を受けその苦難を克服しました。
左手の手術により医学のすばらしさを実感し、自らも医学の道を志しました。
アメリカのロックフェラー医学研究所を拠点に世界で活躍し、
ノーベル賞の候補にも挙がりました。
1928(昭和3)年、西アフリカのアクラ(現ガーナ共和国)で
黄熱病の研究中に感染し51歳で亡くなりました。

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