老いる雑感( 67 ) カラ元気と循環器の検査など

 

   「 老いる雑感」は、老いる過程で、時折感じたことを認めている。

   体力について、70代ではそれほど感じなかったが、80歳を超えたらその衰えを感じるようになった。周りの人や出会う方から、歳を聞かれて答えると、それにしては若々しいと嬉しいことを言ってくれるのでついその気になってしまうようだ。心は元気であるが肉体は歳相応になってきている。これなどは「カラ元気」の類と言ったところであろうか。

   昨日は午前、循環器クリニックで、エコー、心電図、尿、血液の検査を行なった。心臓の画像診断と諸検査でも老化はあるがまあまあというところであった。

 心臓については、かって70歳代になってから突然、不整脈が出るようになって、心房粗動と診断され、カテーテルアブレシヨン手術を受けたら、ドンピシヤリと不整脈が治った。

   その後は、2ヶ月に一回通院、かかりつけ医に診ていただいている。特に、コレストロ-ル、血圧などに注意を払っている。懇親会などでついつい気を抜くとコレストロ-ル値が高くなることがある。

 その予防基本は毎日の食事であろうが、これまた家内が元気であるから十分配慮してくれているので心配はいらない。ありがたいことである。

 歳を重ねるたびに、旅行では朝夕薬の服用数で競うことになるが、夕食後1錠のみで単純明快である。かかりつけ薬局でも、「くすりの数は少ないほうですね」とおだてられた。カラ元気の根源はこの辺にあるのかもしれない。調子に乗り過ぎて落ちないよう用心・用心である。