5月19日、浜松基地に所在する高射教導群(司令日高芳浩1等空佐)の創立50周年記念行事・記念式典・訓練展示・記念会食に参加した。昭和の航空自衛隊の思い出と関連し認めることとした。
午前9時、車で浜松基地北門から入り集合、バスで体育館へ移動して、最初に、高射教導群の歴史・変遷のパネル展示等を見学した。各種の状況経過が資料・写真などによってよくまとめられていた。47年前の教導高射隊の建物は撤去され様相は一変していた。今と昔の一覧を理解するのに少し時間がかかったが、記憶がよみがえってきた。
記念式典は基地大講堂において、中部航空音楽隊の君が代演奏により始まり、群司令の式辞、来賓祝辞など厳粛に挙行された。訓練展示は、訓練場に移動し、ペトリオット及び基地防空部隊が進入し、短時間で見事に展開配置・機能発揮するまでの状況を見学した。隊員食堂における立食の記念会食では、現職に創設当時の話をしたり、現況を聞いたりした。多くの皆さんは歓談をして旧交を温めていた。
中央音楽隊の演奏班長以下6名による演奏もあり楽しいひと時を過ごすことができた。
【所感】
① 輝く部隊の充実発展
高射教導群の50周年キャチフレ-ズ「感謝・継承・発展」が輝いていた。
航空戦術教導団の一翼を担う精鋭部隊であることを再確認した。創設時の教導高射隊も部隊全員が先覚者の意気に燃えていた。これにも勝る充実した部隊に発展しており、わが国の防空に安心感を覚えた。
② 周到な準備と完ぺきな設営
OBとしては記念行事をどのように準備し、設営及び運営するかに着目してみたが、精鋭部隊としての真価を発揮し、周到綿密な準備と設営が行われたことを強く感じた。
各隊員の連携から接遇も規律正しく行われており、実によくやっているという一語に尽きる。
③ 節目ごとの再点検と躍進
高射部隊の教導という重い任務を遂行しながら時代とともに任務の拡大と装備器材の換装・増強のなかで、50年の節目に部隊を再点検し新たに躍進していこうとする雰囲気が強く感じられた。「教導」はまさしく高射部隊の模範となり、評価する任務を与えられている。
1 記念式典 基地大講堂
❶ 式次第
❷ 式典会場 及び主催者、来賓
① 式典会場
③ 来賓 航空戦術教導団司令・浜松基地司令・第2術科学校長・航空戦術教導団准曹士先任
➌ 式辞 高射教導群司令 日高芳浩1佐
❹ 祝詞 航空戦術教導団司令 安藤忠司将補
浜松基地司令 加治屋秀昭将補(写真省略)
2 訓練展示 ペトリオット及び基地防空器材の展開設置及び展示
3 記念会食
❶ 式次第
❷ 主催者等挨拶 高射教導群司令 日高芳浩1佐
➌ 浜会会長挨拶 田原克彦氏(元第9代高射教導隊司令)
❹ 来賓祝辞 第2術科学校長 倉本昌弘将補
❺ 乾杯 第28代第1航空団司令兼浜松基地司令・静岡県隊友会副会長
内山好夫氏
❻ 記念演奏 中部航空音楽隊
❼ 納杯 高射教導隊副司令 二宮啓彰2佐
4 記念撮影
《 OB・シニアクラブ仲間の坂本義一氏と一緒に 》
5 高射教導群の歴史 体育館においてパネルで展示