わが神久呂の風物詩(1) 神原町に広がる茶畑と茶摘みの変化

  私が住む周りは茶畑が多い。平成の初めのころは4月・5月ともなると手摘みの茶摘みが始まり、親戚縁者を総動員して、数日間手伝いをするしたものである。茶摘みの季節は親戚縁者の集合時期でもあった。

 それにしても、この頃は全く手摘みの姿は見られなくなった。個人の茶畑はお茶屋さんに貸して、お茶専門業者が集約して経営し、茶摘み作業も大型の機械が導入され数日で終わっているようだ。

 新緑が映える季節になると、夕方、茶畑を眺めながら散歩すると気分爽快である。今日も夕暮れに散歩した。写真的には特別なこともなく平凡であるが、いつもの通りの見慣れた何でもない風景がかえってよいものだ。

 近くの田んぼでは、まもなく水を入れるための準備が進んでいたので声をかけた。上の田んぼから下の田んぼに水が流れるように作業をしていた。水田に満々と水がいっぱいになり、機械と手作業の田植えが始まる。田植えが終わるころにはカエルの合唱が始まる。ほんのわずかであるが、すぐそばで昔の田園風景が見られるようになる。

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