83歳老いる雑感( 54 ) 身体管理とこまめに動く

1   自己管理の難しさ

   自分の身体管理は、言うは易く行いは難しでなかなか難しいものだ。歳を重ねるにつけて、 自分では運動しているようでも、それほどエネルギーを消費していないからだ。食欲は旺盛であるから腹八分を心がけているが、結果的には太り気味となってくる。また、仲間との飲食の機会が多いことも起因しているようだ。

   こうしたことから出来るだけ運動量を増やすように心がけるが現実はなかなか厳しい。ある時期はよく運動しているが、そうでない時期もある。ばらつきがあり過ぎる面がある。毎日持続して運動することができていないということになる。 

2   自己管理の指標

   血圧計と体重計を備えて、毎日朝晩、血圧、脈拍、体重を測定記録している。時折、測定を休むことがあるが、血圧、脈拍ぼぼ基準内にある。体重は太り気味であることから減量に心がけているが、そう簡単ではない。

    がんと心臓の大病をしたことから、がんと循環器関係の経過観察の定期検査で血液・尿・心電図・レントゲン・CTなどを受けている。これらの検査結果は健康状態の数値であり、自己管理の指標となっている。

   年齢・性別などからくる基準値と比較してどの辺にあるのかを知る手がかりであり、現状を理解・認識・納得させてくれる。

    最近は、血糖、ヘモグロビンaicの数値に注目している。基準値の上限を超えたりすることがあるからだ。妻の協力を得て食事、運動に心がけ数値の低下に努めている。

    少し油断をすると危険水準に近づくことがある。一時的な努力は自己満足だけであり、長期的かつ継続的な心がけ以外に数値の低下を期待することはできないことがよく分かる。

3 運動量の増加策
    10年前までは、毎週のごとく水泳と山登りをしたが、この頃は軽い運動になってきた。こうしたことから、最近は1週間に3回、1回に1時間半以上の運動をするように心がけて 努力している。
 運動の場所は、浜名湖カーデンパーク、佐鳴湖公園と自宅を中心としたウオーキングである。浜名湖佐鳴湖に車で出かけると往復に30分程度の時間を要するが、夫婦で出かけるのことになるので、この点はお互いの自己管理に結び付くので成果が確実となる利点があるようだ。

4    毎日の生活でこまめに動く

    高齢者集団の中で、生き生きとし、割合に健康な人たちを見ていると、総じて毎日の生活で、こまめに動いている方が多いことに気づく。家庭菜園など肉体的な労働に精を出している方が多く、家庭でもこまめに動いているように見受ける。シニアクラブなどの活動には積極的に参加している人が生き生きとしている。

    歳だからと言わないで、人生を閉じるまで、質の高い生活をしていくためには、毎日の生活の中でこまめに動くことが、自己管理の要諦である。なかなかできないから自分にその都度言い聞かせる言葉でもある。