9月27日午前、秋雨前線が太平洋上に停滞している影響か、午前中は雨が降り続いた。寺脇方面に出かける機会があったので、先に9月5日見物した「白脇の田んぼア-トの会(会長山内正弘氏)」の 田んぼのア-トを再訪した。ア-トの周り稲が黄金色に染まるのはお天気次第であるが、ア-トの色彩は一段と鮮明になってきた。製作者の構図が立派に表現されるようになり、皆さんのご苦労に思いをはせながら鑑賞した。
平成23年(2011年)からのア-ト写真が掲示されていた。初期のころと比較すると、線の単純化と鮮明化が進み、レイアウトの実現化と実際のア-トが格段に進歩向上している様子が伺われた。見事な出来栄えである。一番の見頃ではなかろか。
1 平成30年 「パンダの親子」
❶ 田んぼのア-ト「パンダの親子」
❷ 田んぼア-トの概要
《 赤米・ピンク米・紫黒米・ヒヨクもち・みどりもち、こんなにも多くの稲の種類を用いているのかと驚いた。》
❸ 制作のレイアウト
《 制作のレイアウトが掲示されていた。どんな構図で制作していくのかとても興味があったのでとらえてみた。とりわけ苗を植え付ける段階のことが推測され面白かった。また、図面からすると、当初パンダの右上に好物・ササを描こうとしたように推測される。花畑で花種を用いて動物をア-トしたとき、レイアウトを細かく複雑化しすぎるとかえってぼやけてしまい、頭に描くものと異なったりするなどレイアウトの通り表現することがいかに困難かを経験したことがある。輪郭となる線の単純化と鮮明化がもっとも重要であることを認識したものだった。》
❹ 稲の生育状況
《 そばに行って、稲の色合いや出来具合を観察すると、遠くからア-トを眺めるのと異なった趣をとらえることができる。》
2 平成29年 「女城主の井伊直虎」
❶ 田んぼのア-ト 「女城主の井伊直虎」
❷ 制作のレイアウト