浜ちゃん日記 災害に強い安全な国土づくり・危機管理に備えた体制の充実強化

 台風21号は、9月4日午後に徳島市に上陸した後、神戸市付近に再上陸し、日本海に抜けた。関西地方の各地で被害が相次ぎ、11人が死亡し、約2百人のけが人が出るなど暴風と豪雨で日本列島に甚大な被害を与えた。

 テレビ・新聞は、被害の状況を報じた。関西空港の滑走路などが広範囲に冠水・浸水したり、タンカ-が連絡橋に衝突して通行できず約5千人が孤立したこと。暴風でいとも簡単に車両がころころとサイコロのように回転したり、次々とはがれた屋根が飛び散る様子などの映像は、暴風に対してなすすべもない台風の威力を知らしめ、恐怖を覚えるほどであった。

 台風の暴風圏においては、「出歩かないこと」が強調されるが、実際に戸外に出ると危険極まりなく、何が起きても不思議でない数々の教訓を残した。自然の猛威に対しては、事前に万全の防護処置を行い、ひたすら過ぎ去るのを待つしかないことを教示した。

 それにしても、「災害に強い安全な国土づくり・危機管理に備えた体制の充実強化」は、叫ばれて久しいが、自然災害に対する日本列島の強じん性の確保は、古くて新しい緊要の課題である。

 何が問題で、今後の政策をどこに置くべきか、ネットを通じて国土交通省を中心とした関係資料を読み直してみた。年々気象災害は激しくなる傾向にあり、激甚化する災害被害に対して 、「想定外」とみなさず、すべて想定として対処する基本姿勢が求められている。身の引き締まる台風21号であった。

 昨夜から本朝未明にかけての強風と豪雨は激しかった。台風の影響通過後は晴天となった。コスモス花畑の被害状況を確認したが大きな被害はなく安心した。