静岡県隊友会浜松支部は、8月5日午前8時30分から約1時間、佐鳴湖クリ-ン作戦に約20名が参加した。多数の諸団体、特に若い方たちが参加している姿に感動した。会場に立って佐鳴湖を見渡すと、はるか25年前、隊友会浜松支部が初めて佐鳴湖クリ-ン作戦に参加した当時を思い出した。
平成の始まりのころ、地域へのボランティア活動がすこしづつ市民化しだした時代であった。支部長として隊友会活動の新しい分野として地域社会におけるボランティア活動として、鈴木美三副支部長と力を合わせて、佐鳴湖クリ-ン作戦参加と戦没者墓地の清掃活動を取り入れた。
時は過ぎ、当時の参加者は数人となってしまった。新しい形で佐鳴湖クリ-ン作戦に絶えることなく継続参加していることに感慨深いものがあった。
昨夕は恒例の佐鳴湖花火大会が 19:30~20:30行われ、打ち上げ数約1000発とのことであった。わが家からも打ち上げの音が聞こえて来た。10年ほど前までは、家族揃って見物に出かけたが、最近は音を聞くだけになってしまった。
佐鳴湖花火大会は、浜松市の夏の風物詩として親しまれ、佐鳴湖の周辺自治会が主体となり、「美しい佐鳴湖を取り戻そう」という佐鳴湖浄化啓発運動の一環として、毎年8月に花火大会が開催されている。
佐鳴湖を取りまく課題は、佐鳴湖の水質も一時は「全国ワースト1」であったが、逐年向上した。佐鳴湖地域協議会の湖の水質浄化や自然愛護、環境保全などの活動は確実に成果を上げてきた。やはり人間社会の英知で解決できるのだ。
佐鳴湖をきれいにする活動は、佐鳴湖地域協議会を中心に行われているが、隊友会の一支部が佐鳴湖クリ-ン作戦参加という形で、少しでもかかわることは意義あることではなかろうか。
❷ 集合場所
❸ 開会
❹ 清掃作業
❺ 佐鳴湖の風景
➏ 佐鳴湖のブロフィ-ル (浜松市及び佐鳴湖地域協議会ホ-ムベ-ジ 出典)
佐鳴湖公園は、市街地に隣接する水と緑に恵まれた風光明媚な環境にあり、ジョギングコースや自然散策路として市民に親しまれています。
○広さ | 約1.2km2 |
(東京ドーム 26個分) | |
○平均深さ | 約2m |
○最大深さ | 約2.5m |
○縦の長さ | 南北約2km |
○横の長さ | 東西約0.6km |
○湖一周の長さ | 約5.5km |
○湖の水の量 | 240万m2 |
(東京ドーム 2杯分) | |
(25mプール 5,300杯分 |
❼ 佐鳴湖をきれいにする活動 (佐鳴湖地域協議会ホ-ムベ-ジ 出典)
地域のみなさんや事業者のみなさんが主体となる取り組みについては、地域協議会や地元自治会と協力しながら活動の輪を地域全体に広めていき、取り組みをすすめていくことが重要です。
佐鳴湖をきれいにするための役割分担
佐鳴湖では「みんなでつくる生命の源、佐鳴湖」を合言葉に、地域のみなさんと行政の連携により水質の浄化を進めるとともに、生物の保全や周辺環境の整備に取り組んでいます。
この実現のために水質改善・水辺環境保全・環境意識向上の目標を設定し、流域の下水道整備、下流河川にたまっている汚泥の浚渫、湖岸へのヨシの植栽などを実施しています。
佐鳴湖を学区にもつ学校では、教科・選択教科・総合的学習などで佐鳴湖について勉強しています。また、佐鳴湖学習デー、マラソン大会、ヨシ刈りなどの学校行事のさまざまな場面で佐鳴湖を利用しています。