つばさ会(4)  平成30年度浜松つばさ会総会・講演会・懇親会(1)

 平成30年度浜松つばさ会総会・講演会・懇親会が、7月1日午後4時からホテルクラウンパレス浜松で開かれた。

1   総会

総会は1600~1645、式次第は開会の辞・国歌斉唱・物故者に対する黙とう・会長挨拶・議事・つばさ会定期総会関連事項及び閉会の辞で進められた。

❶  浜松つばさ会会長飯塚雅視氏の挨拶及び活動報告

 平成29年度の活動は、浜松航空救難隊の訓練中の墜落事故に伴い「陸軍爆撃隊発祥の地碑」碑前祭を急遽取りやめたことを除けば計画どおり活動ができたことが報告された。

    活動同好会、会報・ホ-ムベ-ジ、基地行事への協力、防団連における活動及び対外協力等航空自衛隊OBらしい内容の充実した活動が展開された。着実な活動は、会長以下役員の積極的な活動と会員の協力によるものである。

❷ 各議案の報告・説明及び承認

 各議案は、資料配布とプロゼクタ-による表示が行われ、簡潔明瞭な報告・説明が行われた。活動報告、決算及び監査報告、本年度事業計画、予算役員及び役割分担が満場一致で承認された。

f:id:y_hamada:20180701163425j:plain

《   飯塚会長の状況報告》 

f:id:y_hamada:20180701164316j:plain

《   会計担当理事小林千章氏の会計報告 》

❸ 平成30年度役員及び役割分担 

f:id:y_hamada:20180703224555j:plain

❹ 諸活動報告についての所感  

 特に注目した事項 相対的な会員減少傾向

    会員管理の中で会員の高齢化による物故者と退会の増加傾向が注目された。隊友会、シニアクラブしかり、どの一般の団体組織でも共通の悩みと課題は、高齢による物故者及び退会が新会員の加入を上回ることである。こうした傾向が自衛隊OB団体にも現れるようになったことである。

     物故者を除く退会者については、うかがい知ることのできない諸々の諸事情があるに違いないが、歳をとればとるほど、終生、帰属可能な組織に籍を置き、人生を全うすることが自分のために、家族のためになること間違いないが、世相の流れと人生観は如何ともし難いものがある。 

f:id:y_hamada:20180701162037j:plain

2   講演会

  演題「航空防衛の現状と課題」 (宇宙サイバ-の戦い)

  講師 第2術科学校長 山倉幸也空将補(防大30期)

f:id:y_hamada:20180701171233j:plain

f:id:y_hamada:20180701171826j:plain

    わが国を取り巻く安全保障環境に触れ、世界の宇宙空間、宇宙サイバ-の現状と課題及び取り組みについて述べられた。本講演は浜松つばさ会勉強会を兼ねたもので、多くのOBたちの昭和の時代には取り組まなかったもので、大いなる関心をもって拝聴し有益であった。

 講師は防衛大学校30期(電気工学専攻)で通信電子職域出身で統合幕僚監部及び航空幕僚監部で主要ポストを歴任された。世界の軍事情勢・動向をはじめ我が国の防衛白書、防衛計画など今後の航空防衛の方向、とりわけ宇宙空間に注目し理解する上に資するものがあった。

  

次号

3   懇親会     4 浜松つばさ会 心友漫画コ-ナ-原画展について触れます。