2 静岡「正論」友の会の講演会の聴講
6月23日午後、静岡「正論」友の会第22回講演会が浜松市地域情報センターで行われた。講師江崎道朗氏、演題「アメリカで進む近現代史の見直し」を聴講した。
演題の論旨の主要点である「情報史・インテリゼンス・ヒストリ-」は、受付時に資料をいただいたのでわかりやすかった。一番の関心は、「情報史・インテリゼンス・ヒストリ-」についての話であった。インテリゼンスの戦いにおいては、相手を敵視するのではなく、相手の動向を懸命に調査し、できる限り理解しようとすることであると強調された。現在の複雑な国際情勢の収集整理・分析・評価しかりである。
自衛隊の現職時代から国家の情報・シインテリゼンスについては、自衛隊の使命・任務遂行に必要不可欠であると考えてきたが、戦後の我が国ではその重要性は強調されても、国民的な関心は高くなかった。とりわけ「影響力工作」対策などは重視してこなかったように思われる。
情報史・インテリゼンス・ヒストリ-の見地から近現代史を見つめると、我が国の歴史問題も見えなかったものが見えてくる。
《平成30年6月24日産経新聞・静岡版の記事抜粋 》
*6月23日のブログを二つに分け整理した。