5月5日.故郷における法事の帰りは、倉吉から直行で新大阪に出て浜松へ帰る予定であったが、折角の機会であるから鳥取砂丘に立ち寄りたいと思い、計画を変更して、快速で倉吉から鳥取へ向かった。車窓から見る風景は懐かしいものばかりであった。
鳥取駅では真っ先に目に付いたのは、有名な傘踊りの大傘であった。次に駅のタクシー乗り場に行くと、二十世紀梨木の展示であつた。
時間的な制約もあることから、砂丘へは往復ともタクシーを利用することにした。
鳥取砂丘は、何回も訪れているがその都度趣が変わって素晴らしいものである。砂丘の入口に立つと雄大な景観が広がり、多数の観光客が点在していた。
靴のまま進もうとしたが、数歩進んでから引き返し、売店で靴を入れる袋を用意して、身支度してから素足で歩いた。
砂浜は細かく足への感触が心地よく砂丘を歩いていると実感できた。さすがに靴派は少数で、観光客の大部分は素足であった。鳥取砂丘を身体で感じるには素足に限ると思った。
砂丘の一番高いところに登り眼下に広がる日本海を眺めると鳥取砂丘の全体像が見渡せその素晴らしい景観に感嘆するばかりであった。
海岸まで下りて見たかったが、時間的なこともあり我慢をした。いつ来ても時代を超えて今も昔も変わらない鳥取砂丘であった。
変わっているのは、高低差と地形を利用してサンドスキーの滑りとパラグライダーで風に乗る一団をみかけたことである。この地でも新しいアウトドアの運動が流行っていることで時代を感じたことであった。
砂丘を素足で歩くと、一歩一歩踏みしめながら進むが、上りも下りも老若男女がそれぞれ手をつないで助け合いながら歩いているところが微笑ましく、人の温みを感じた。傾斜がある鳥取砂丘はこんなところに魅力があるのかもしれないと新しい発見をした思いであった。
ふるさとの鳥取砂丘が関西などから家族が日帰りで散策できるようで、行き帰りの車中の会話からも読み取れた。訪れるたびに新しい発見があるとを知ったふるさと帰りであった。今度があるとすればもっとゆっくりと心行くまで砂丘を堪能したいと思った。
❸ 砂丘入口からの望遠
《 素足になって、さあ砂丘へ 若い方にデシカメで撮ってもらった。 》
❹ 山頂へ向かう
《 広大な砂丘が展開した。》
❺ オアシス
《 オアシスは子供の遊び場となっていた。》
➏ ひたすらのぼりへ挑戦
《 子どもはや親子は頂上を目指し挑戦していた。》
❼ 砂丘頂上
《 頭上にはトンビが風に乗って悠然と飛んでいた。》
❽ 山頂からの眺め
❾ きめ細かな砂丘の砂
《 砂丘は素足で一歩一歩踏みしめて感じることが出来る。》
⑩ 鳥取砂丘のガイドブック