元自衛官の時想( 48 ) 航空自衛隊OB団体つばさ会・つばさ川柳 への投句(1)

    平成2年4月 航空自衛隊を退官すると同時に、航空自衛隊OBで組織している「つばさ会」へ入会した。

     退官後の第二の人生の途中で、つばさ川柳の主宰・選者が願法満氏に代わられたのを機会に、平成14年から18年まで、つばさ会川柳同好会の会員となり、毎回投句するようになった。平成19年から24年ごろまで一時自治会活動や病気で休止したことがあったが、平成25年から今日まで相変わらず投句を続けている。つばさ川柳の投句は、課題句2句と自由句3句からなっている。

   航空自衛隊在隊中は、年末の忘年会等では一年間の総決算として、上司・同僚・部下の立場から見た勤務ぶり、人物像、特色などを川柳的な発想で文句を作り発表する機会を作り融和を図ったものである。また、隊員の転任、退職にあたっては同じ発想で川柳的な形式にして思い出をこめた文章を作り贈ったりしたものである。

 最近の自作川柳を紹介する。平成30年4月10日発行の「つばさ会だより」145号に登載されたものである。

 つばさ川柳の選者は、願法みつる氏である。願法氏は、自衛隊OBで大体同じころに航空自衛隊を定年退官したと記憶している。埼玉川柳社代表で「川柳さいたま」編集人・発行人をされており、つばさ川柳でご指導いただいている。

 つたない川柳であるが、いろいろな出来事、ものを見るときに、何とか句にならないかと考えたりしていると新しいものが見えることがある。 

 

つばさ川柳  平成30年4月10日発行の「つばさ会だより」145号に登載
課題句 「くらくら」
情報の過多に埋もれ山見えず

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《 つばさ川柳選者 願法みつる氏からいただいた川柳色紙 題「くらくら」「情報の過多に埋もれ山見えず」喜己作、今日ほど情報の溢れた時代はない。私は「眼光紙背に徹す」を信条としている。情報過多でクラクラして山が見えないほどの時代であるからこそ、しっかりと真実・本質を見る目が求められている。フェイクニュースという言葉が流行る時代である。 》
 
自由句
歳重ね悟った振りの布袋様
多言居士あれやこれやと話題生む
今時の想定外は言い訳語