82歳老いる雑感(36) 54回目の 結婚記念日を迎えて

1 54回目の結婚記念日と感謝 

 先日は、54回目の結婚記念日であった。手帳には毎年自分なりに必要不可欠な事項を新たに書き入れることにしている。結婚した年月日も同様で忘れることはない。当日の夕食は2人で外食し楽しく過ごした。毎日の生活も年齢相応なりの健康であるが、平穏無事に過ごせることにお互いの幸せを分かち合った。

 人生の主軸となった航空自衛官生活の大部分を伴侶の内助により何とか乗り切ったとの自負と満足感がある。今日に至るも夫婦が苦楽をともにできることに、「ありがとう」と感謝あるのみである。

2 各結婚記念日と年数・名称・意味

 結婚記念日については、1年目からそれぞれに名前があり、各記念日ごとに意味を持っている。これらについて、ちなみに、ネットで調べてみると、 結婚記念日には、結婚年数が若い時は省略し、10年目は「アルミ婚式・錫婚式」、20年目は「磁器婚式」、25年目は「銀婚式」、30年目は「真珠婚式」、50年目は「金婚式」、55年目「エメラルド婚式」、60年目「ダイヤモンド婚式」とある。

 結婚記念日のネ-ムミングとその意味をあらためて見ると、それなりの理由と期待が込められていることを知ることが出来た。

3 55年目「エメラルド婚式」、60年目「ダイヤモンド婚式」

 次の結婚記念日をつつがなく迎えたいと願望しているが、将来のことはわからないものである。明日のことがわからなくてもいつも希望をもって生活したいと思っている。

これからは、歳を重ねるにつれて若い時と違って、いつまでも元気であり続けることはできなであろう。やがて「老々介護」の時代がやってくる。お互いに助け合わねばならなくなってくるであろうと夫婦で再確認した。 

    夫婦にとって何が最も大切かを考えると、お互いの「信頼」と「助け合う」ことであろう。誰にも高齢期・終末期はやってくる。それこそ平等に例外はあり得ない。毎日を「ありがとう」といって過ごしたいと思っている。