浜ちゃん日記 お茶の新芽と防霜ファンの作動

   早朝からの小雨は昼前に止んだが、終日曇天であったが、気温も一気にさがってきた。夕方には天気が回復してきた。防霜ファンも回るようになった。

 家の周辺は、昭和の時代は茶畑が一面に広がっていたが、耕作面積は次第に減少し、機械化が進んできた。私が定年退官したころは、妻の実家の茶畑の茶摘みを手伝ったものである。手摘みの時期になると、親戚縁者を総動員して茶摘みを乗り切ったものである。

 お茶畑は、田園風景の一つでもある。新緑の季節を代表する若草色の新芽が伸びていくのが見られるようになった。これからどんどん成長する様子がみられるようになる。季節感がいっぱいである。特に、新芽の成長期は、茶畑の霜被害から守る為に設置された防霜ファン(扇風機)が夜半から未明にかけて回るようになる。周囲に住宅が少ない時には、防霜ファンのまわる音がよく聞こえてきたものだった。

 防霜ファンは、ファンの設置された高い所にある気温が高い空気を茶畑の低い気温団に向け吹き付けることで、冷気を攪拌し、霜の降りるのを防止しているものである。
 作動対象月は3~5月が多いようだ。農家にとっては、気象庁等の霜注意報によって、防霜ファンセンサーのスイッチのオン、オフを行っているようで、気を抜けない大変な作業でもある。家のそばに茶畑があったときは、夕方や朝に防霜ファンセンサーのスイッチのオン、オフにするためその都度茶畑を訪れる姿を見かけたものだった。家庭菜園でも霜の被害を受けることがある。被害予防策は油断大敵である。 

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《 お茶畑の新芽 》

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《 防霜ファンは茶畑区域の風物詩である。》