山門の人生の教示  先祖を敬い、亡くなった人をしのぶ春彼岸

 今日は15日お墓参りをした。浜松市西区神ケ谷町洞雲寺の山門の掲示には、「忘れない 先祖も待っている 春ひがん」とある。いい言葉だ。まさしくそうである。

 今年の春の「彼岸入り」は3月18日(日曜日)である。21日は「彼岸の中日」・「春分の日」、「彼岸明け」は24日(土曜日)である。

 ネットて調べてみると、「「お彼岸」は、「春の彼岸」と「秋の彼岸」が年に2回、春分の日秋分の日の前後3日を合わせた7日間のことです。お彼岸の初日を「彼岸入り」、春分の日秋分の日を「彼岸の中日」、7日目の最終日を「彼岸明け」と言います。春分の日秋分の日は国民の祝日です。祝日法により、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」と定められています。」とある。

 春分の日秋分の日は、あの世と最も距離が近くなる日と考えられている。「彼岸の入り」の日には、仏壇や仏具を清め、お墓を清掃したりしている。義父母が存命の時には親族そろって、鴨江の観音様にお参りしたものである。みんなが元気でそろってお参りできたのは、今は遠い日の思い出となってしまった。境内周辺は縁日でにぎわっていた。現在もそうであろうか。

 まもなくお彼岸となる。お彼岸の間は、先祖に思いをはせ、亡くなった親兄弟をしのぶ日々としたものである。私の6人兄弟姉妹のうち残るのは90歳の姉と一番下の自分だけになってしまった。これが人の世というものである。人生は限りあるものだ。しっかりと明るく朗らかに生きたいと思う。

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《 浜松市西区神ケ谷町洞雲寺の山門の掲示には、「忘れない 先祖も待っている 春ひがん」とある。いい言葉だ。まさしくそうである。また、この間まで寒い寒いと言っていたのに、いっぺんに温かくなった。 昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われてきた。これまた、本当に季節感と自然の摂理を言いあてた言葉である。  》