神原町シニアクラブ(116) グラウンドゴルフと健康寿命への志向

1.グラウンドゴルフと健康志向との関係

    最強の寒波の来襲で、北陸地方では再び大雪が心配される。今朝のグラウンドゴルフは、快晴であったが風が強く身を切るような寒さであった。グラウンドの土はカチカチに凍りついており、一部では霜柱が立っていた。

    こんな中でシニアクラブのグラウンドゴルフの皆さんは元気が良い。10名が参加した。最初にロコモトレーニングをしたのち後、2組に分かれてプレイをした。24ホールで半数の5名がホールインワンを出した。

    これだけ寒いのに、積極的に参加する理由はどこにあるのだろうか。クラブ員は全員70~80歳代であるが、突き詰めていくとのそれぞれの思いで自分の「健康寿命」を大切にしていこうという前向きな健康志向があるように感じている。

2.心身ともに自立し自分の健康寿命を大切にしたい

 誰でも日常生活に制限なく健康な生活をしたいと願うものである。特に、高齢期になれば歳を重ねるにつれて、一層、「健康寿命」についての関心は高まってくるものだ。

 ちなみに、「健康寿命」とは、「心身ともに自立し、健康的に生活できる期間」 といわれている。平成12年(2000年)にWHO(世界保健機関)が健康寿命を提唱して以来、寿命を伸ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を伸ばすかに関心が高まってきた。

 健康寿命が、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間であることから、平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」を意味する。 

 寿命は延び続けているが、公表された統計資料等によると 自立した生活を送れる期間「健康寿命」が、平均寿命より男性は約9年、女性は約12年 も短いことが分かってきた。これは支援や介護を必要とする期間が、平均で9~12年も あるということである。長い人生、いつまでも元気に過ごすためには「自分の健康寿命を延ばす」 ことが必要となってくる。

 「健康寿命」については、健康志向の人ほどシニアクラブの諸活動への参加意欲が強く、そのことが健康に繋がっていき好循環となっていることを強く感じている。

3.寒くてもグラウンドゴルフに参加する理由はどこにあるであろうか

 どんなに寒くても、雨が降っていないかぎり、グラウンドゴルフにでかけている理由はどこにあるであろうか。参加率が高い魅力はどこにあるであろうか。

❶ プレイが町内の健康広場でできること。自宅から距離的に近くで出かけやすい。

❷ 厳寒であっても、耐寒服装でプレイが出来ること。それほど寒さを感じないこと。

❸ プレイの都度に、入ってよし、失敗しても笑いと面白さがいっぱいあること。

❹ 個人プレイで、他人との関係で負担感や義務感、緊張感がなく明るさがあること。

❺ 技量に差がなく、誰でもホ-ルインワンのチャンスがあり達成感を味わえること。

➏ 楽しみながら、知らず知らずに相当な距離を歩くことが出来ること。

❼ お金はかからず、会から参加賞とホ-ルインワン賞をもらって帰ることが出来る。

❽ 健康寿命への志向を満たし、地域・人と人の連帯感に繋がっていること。

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《 平成30年2月12日 午前 グラウンドゴルフ 》