神原町花の会(花美原会)(315)  長期・継続的な花壇整備の方向と工夫

    神原町花の会(花美原会)の管理する「花と緑いっぱい区域」は、1,000㎡の花畑と 500㎡・23個の花壇からなっている。花畑は年2回種をまいて花を咲かせる。一方、花壇は購入した花苗を移植するものと多年草・球根や自然播種した花木を活用するものから成り立っている。

 花壇づくりは、当初、 花壇のデザインを作り上げて、それに応じた花種と色合いを揃える手法をとってきた。最も理想的なやり方であるが、10年間の活動実績から判断して、将来にわたって、できる限り継続して活動するには、どうしてしても経費を切り詰め、節約することが求められるようになった。

 23個の花壇のうちメインの8個の花壇はその都度、季節の花苗を移植し、見栄えのする内容に作り上げるよう努めている。できるだけ会員からの提供や自然播種分を活用しているが、どうしても花苗を購入しなければならないものが出てくる。

    今までの経験から、みんなの注目を浴びるようなデザインの作品を作るとなると、特定の花種と多数の花数を揃えなければならないことから、意外に経費がかさむことになる。一回限りであればよいが継続して、この種のものに毎回挑戦すると活動経費を圧迫することになる。

   当 会として、これが解決のため、花壇用の花の栽培ハウス を保有・借用し、自前で大量の花苗を栽培できれば良いが経費・労力および育成管理などを考えると難しく、今後の検討課題といえる。

 そこで、花活動の長期継続を最重視し、できるだけ経費をかけず花壇を作り上げる方向に転換してきた。近年は、年末や季節外れなど、安くで多数が買える時期に、花種と色合いがあれば無理をしないで購入することにした。実際の花苗を現場に配置して、最も見栄えのするデザインとする手法を取り入れている。地味ではあるがこの方法が一番長続きしそうである。

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 《 花壇一区画に90~100個程度で花壇を形成している。》