浜ちゃん日記  シラサギ軍団とカメラでのぞく表と裏

    去る12月7日浜松市西区志都呂方面へ自動車で買い物のため神ケ谷方向から河川に沿って進んでいたら冬の風物詩シラサギ軍団に出会った。この地方では夏も数羽の小集団を見かけるが、数群れの軍団に出会って、本格的な冬場がやってきたことを知る。

 シラサギの種類や生息・生態の状況など知る由もないが、冬の風物詩の一つといえよう。晴天時はある時間帯になると、家々の屋根か、田んぼにいるようであるが、雨が降ると川沿いに整列することがある。シラサギにとって、この地区が安全と食べ物に恵まれ、自然環境と生存、活動などに適した土地柄であるのであろう。

 シラサギも眺めたり、写真に収めるには格好の題材ではあるが、付近の住民にとっては、シラサギ軍団の糞害などは、大きな問題であるように推察した。屋根がシラサギの糞で真っ白になっていることがあるからだ。幸い瓦敷きである点多少は軽減されるのであろうか。洗濯物が干してあるとついつい大丈夫かと心配になることがある。

 シラサギの実態などを研究して見ると、きっといろいろなのが見えてくるであろう。花畑でチョウチョが飛んだりすると、来訪者には喜ばれるが、付近の農家にとっては歓迎されない卵などが運び込まれるから、喜ばれないのと同じようなものではなかろうか。

 自然界のめぐりあわせの中で、バランス・調和がとれているときは、さほどの問題ではないが、バランスが崩れると必ずしも喜ばれないこともある。シラサギに関心のなかったときは興味と珍しさの驚きであったが、カメラのレンズを通して表と裏が見えてきたら心配になってきた。

 どんな物事にも表と裏があるものだ。一面だけ見て強調したり、批判・批評したりすると本質を見失うことに陥りやすい。全体をよく見て総合的に判断することが求められていることを教えられる。

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〈 シラサギ軍団を買い物の行き帰りに見ていると、大体決まった家の屋根に止まっているように見受ける。糞害などはどの程度であろうかと要らぬ心配をした。》

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 〈 シラサギ軍団は、その時期になると必ずやってくる。風物詩といわれるゆえんである。この地区がシラサギの日常活動に適している環境であろうか。》