神原町花の会(花美原会)(305) 全国花のまちづくり優秀事例発表会(5)市町村部門 藤枝市(静岡県藤枝市)

 去る10月25日、日比谷図書文化館において、第27回全国花のまちづくりコンク-ルで大賞(農林水産大臣賞及び国土交通大臣賞)に輝いた優秀事例の発表会、26日は表彰式が霞が関ビル35階の東海大学校友会館で行われた。

 四つの花のまちづくり大賞の優秀事例発表は、それぞれ特色のある素晴らしい内容で、長年にわたる活動と成果の紹介と説明を拝聴して共感を覚えながら深く感動した。

 この度の全国花のまちづくりコンク―ル入賞者については、今回の表彰行事で配布された、公益財団法人日本花の会発行の「花のまちづくり優秀事例発表会2017」及びはなのまちづくりコンク-ル推進協議会発行の「第27回(2017)全国花のまちづくりコンク―ル受賞者写真集」並びに公益財団法人日本花の会のホ-ムぺ-ジで紹介されている。なんといっても書面や画面で見るのと違い、直接、発表会場で受賞者の説明を拝聴して、審査評価基準とそれぞれが大賞を受賞された理由をしっかりと理解することができた。

また、コンク―ル審査委員長輿水肇氏の総括をお聞きして花のまちづくりで求められているものは何か、コンク―ルの審査で最も重視されているものは何なのかを再確認することができた。

 一参加者の立場からその一部を紹介する。

花のまちづくり大賞 国土交通大臣

市町村部門 藤枝市静岡県藤枝市

❶ 受賞の理由(花のまちづくりコンク-ル推進協議会発行の「第27回(2017)全国花のまちづくりコンク―ル受賞者写真集」から抜粋)

f:id:y_hamada:20171118151952j:plain 

❷ 発表

f:id:y_hamada:20171025144627j:plain

f:id:y_hamada:20171025144922j:plain

f:id:y_hamada:20171025145019j:plain

f:id:y_hamada:20171025145100j:plain

f:id:y_hamada:20171025145151j:plain

f:id:y_hamada:20171025145208j:plain

f:id:y_hamada:20171025145317j:plain

《  市の名前に「藤」を冠する藤枝市は、古くから藤や桜などそれぞれの地域の花を地域住民自らが守り育てる活動をやってきた。1957年(昭和32年)、国体を契機に、花いっぱいで迎えようと藤枝市花の会が設立され、1973年(昭和48年)には「藤」を「市の花」に制定し、以来、花いっぱい運動と日本一の藤の里づくりが推進されてきた。特に、これらの「花と活動する人」を「地域の宝」としてする考え方はすばらしかった。笑顔でつながるまちを目指して、2015年(平成27年)、市の重点施策として「ふじえだ花回廊基本構想」を策定し、花のまちづくり「ふじえだ花回廊」を「市民総ぐるみ」で推進した。

 藤枝市が、総合的かつ重点施策の戦略策定の体制と司令塔を確立し、地域の歴史と環境に適合した「花回廊の基本構想」を策定し、具体的な実施計画を着実に推進実行していった経過に感動した。かって、航空自衛隊で大きなプロゼクトに参加したり、各級司令部活動や、自治会長として「まちづくり構想」を策定し実行した経験からも、目標が明確で、市民総ぐるみで、きめこまかに具体的な施策を実行されたことが強く印象に残った。発表の市企画創生部大久保幸廣さんの説明も簡潔明瞭な図表等を使って分かりやすかった。》

f:id:y_hamada:20171025145513j:plain

f:id:y_hamada:20171025145524j:plain

f:id:y_hamada:20171025145548j:plain

f:id:y_hamada:20171025145710j:plain

f:id:y_hamada:20171025145721j:plain

f:id:y_hamada:20171025145852j:plain

f:id:y_hamada:20171025145930j:plain

f:id:y_hamada:20171025150037j:plain

f:id:y_hamada:20171025150102j:plain

f:id:y_hamada:20171025150255j:plain

f:id:y_hamada:20171025150332j:plain

f:id:y_hamada:20171025150345j:plain

f:id:y_hamada:20171025150516j:plain

《 先年の浜松市に次いで、今回藤枝市がまちづくり大賞に輝いてうれしく思った。

優れたまちづくり戦略・花回廊構想と具体的な施策と実行計画、市民総ぐるみの花活動が展開された。今後、現状にとどまることなく「企画創生部」の名のごとく、創造と実行・継続によって花のまちづくりをさらに発展してもらいたいと願った。

今後の方向としては、花のまちづくりのおいて、花の役割、特に社会性がさらに認識・見直され、花を通じた諸活動が充実発展することを強く感じた。》