去る10月25日、日比谷図書文化館において、第27回全国花のまちづくりコンク-ルで大賞(農林水産大臣賞及び国土交通大臣賞)に輝いた優秀事例の発表会、26日は表彰式が霞が関ビル35階の東海大学校友会館で行われた。
四つの花のまちづくり大賞の優秀事例発表は、それぞれ特色のある素晴らしい内容で、長年にわたる活動と成果の紹介と説明を拝聴して共感を覚えながら深く感動した。
この度の全国花のまちづくりコンク―ル入賞者については、今回の表彰行事で配布された、公益財団法人日本花の会発行の「花のまちづくり優秀事例発表会2017」及び花のまちづくりコンク-ル推進協議会発行の「第27回(2017)全国花のまちづくりコンク―ル受賞者写真集」並びに公益財団法人日本花の会のホ-ムぺ-ジで紹介されている。なんといっても書面や画面で見るのと違い、直接、発表会場で受賞者の説明を拝聴して、審査評価基準とそれぞれが大賞を受賞された理由をしっかりと理解することができた。
また、コンク―ル審査委員長輿水肇氏の総括をお聞きして花のまちづくりで求められているものは何か、コンク―ルの審査で最も重視されているものは何なのかを再確認することができた。
一参加者の立場からその一部を紹介する。
花のまちづくり大賞 農林水産大臣賞
個人部門 山崎久夫(富山県朝日町)
❶ 受賞の理由(花のまちづくりコンク-ル推進協議会発行の「第27回(2017)全国花のまちづくりコンク―ル受賞者写真集」から抜粋)
❷ 発表
《 表彰式後の交流会で 山崎久夫さんとお話しして、チュウリップ栽培の農業人としての実直なお人柄から、多くの人に喜んでもらいたいとの「春の四重奏・チュウリップ・菜の花・さくら・白銀の朝日岳の創出とまちづくり」に精魂を注いだ原動力を知ることができました。》
《 発表にあたっては、町役場の担当職員が、活動の舞台となった朝日町の概況、山崎久夫さんの先祖の活動などの説明が行われ、行政が一体となってまちづくりに精進したことを知ることができた。花のまちづくりに町を挙げての協力支援、今や地域を彩る有名な観光スポットとなったことが理解できました。》
《 花を活用した絶景が創出去れるに至る山崎久夫さんの祖父たちの先進的な耕地整理事業によってまちづくりの基盤が築かれ、山崎さんに受け継がれ花開いたことは感動であった。》
《 朝日町の努力は素晴らしかった。こうした発表会に町役場の担当が参加している状況をうらやましく思った。これこそ町民と行政の協働活動のお手本を見る思いがした。》
山崎久夫さんの活動のきっかけ
《 山崎久夫さんのとつとつとした話しぶり、活動のきっかけ、活動で努力してきたこと、活動の成果と今後のおもいなどの発表は、説得力があり、感動するものがあった。花のまちづくりが個人のレベルを超えており、行政が町おこしとしてしっかりと協力
タイアップした事業を推進したところが特色であった。花のまちづくりには、そこにだけしかないドラマがあり、感動のものがたりがある。》