10月15日(日)早朝から雨は止まず、浜松基地航空祭(エア・フェスタ浜松2017)は、終日雨模様となってしまった。来場者のお目当てである待望の華やかなブル-インパルスの展示飛行は、地上滑走だけとなった。遠来の来訪者にとってはとても残念であったであろう。
本年の浜松基地航空祭(エア・フェスタ浜松2017)は、例年以上に、受付案内・交通統制、整理・誘導・警備・救護・消防・安全対策・迷子・トイレ・各会場における装備品の展示説明要員の配置及び説明・祝賀会場における配置・進行及び接遇・飛行展示の場内放送説明、パンフレットの無料配布など運営全般にわたって、谷嶋浜松基地司令の指揮統率もと、準備周到にして綿密な計画のもとに各持ち場が一致協力して整斉円滑に進められているように感じた。
ブル-インパルスが、今や飛び立つかとかたずを飲んで待ち望んでいた大観衆にとっては、残念であったが、悪天候下におけるブル-インパルスの上空における展示飛行の可否の判断・決心は、指揮官の最もつらい決心であったと思われる。平時においては、飛行安全を優先し、所定の飛行条件を満たさない限り、的確かつ毅然とした決定がなされたことは、基地の運営及び飛行安全について一層の信頼を与えることになった。
午前の飛行では、T-4、E-767、T-7、F-2、F-4などの飛行展示があり、航空ファンにとっては、目前で醍醐味のある展示が行われた。
帰りに、降雨の中、会場からはるか離れた飛行場の端で黙々と任務を果たしている隊員に接して感謝と敬意を表して基地を後にした。
1.エア・フェスタ浜松公式ガイドブック(.エア・フェスタ浜松2017実行委員会(浜松防衛団体連合会)発行 出典
《 パンフレットは無料で配布されており、浜松基地所属の元ブル-パイロットに聞く「おすすめ課目はこれだ!」、ブル-インパルスの展示飛行のプログラムの紹介など多数の写真が満載されており好評であった。》
2.祝賀会
《 第1航空団司令兼ねて浜松基地司令谷嶋正仁将補の挨拶 》
《 浜松防衛団体連合会会長大須賀正孝氏の挨拶 》
《 来賓 磐田市長渡部修氏の祝辞 》
《 乾杯の音頭 浜松市議会副議長 和久田哲男氏 》
《 締めの乾杯の音頭 磐田防衛協会会長元場千博氏 》
《 降雨が続き傘・傘・傘が連なり、ブル-の尾翼だけが見えた。》
《 ブル-の発進時機になると飛行場は人の山でいっぱい、傘をさしての移動は空間を縫ってゆっくりと動くしかなかった。》
《 ブル-が地上滑走で上空並みに少しカラ-出してサ-ビスしてくれた。 》
《 ブル-の地上滑走で傘と傘の合間から雄姿をのぞくことができた。》